リボルビング払いとリボショッピング、キャッシング返済の違いをやさしく解説

クレジットカードに関連する用語の中で「リボルビング」「リボショッピング」「キャッシング返済」といった言葉は、似ているようで異なる意味を持ちます。これらの違いを正しく理解することで、不要な利息や返済トラブルを回避し、賢くカードを使えるようになります。

リボルビング払いとは？

リボルビング払い（通称「リボ払い」）とは、カードで使った金額にかかわらず、毎月の支払額を一定にする返済方法です。たとえば10万円の買い物をしても、毎月の返済が5,000円に設定されていれば、その額が継続して引き落とされる仕組みです。

ただし、元金が減るまでに時間がかかるため、長期間にわたり利息が発生する点には注意が必要です。

「リボショッピング」とは、リボ払いを使って買い物（ショッピング）をすることを指します。つまり、リボルビング払いを適用したショッピング利用のことを言います。多くのカード会社では、買い物の際に「一括払い」を選んでいても、あとからリボに変更できる機能を提供しています。

リボショッピングは、急な出費に対応しやすくする反面、利息がかさむリスクがあるため、計画的な利用が求められます。

キャッシングとは、クレジットカードを使って現金を借りることです。ATMなどで手軽に現金を引き出せますが、その返済方法は大きく分けて「一括返済」と「リボ返済」があります。

キャッシングリボ返済は、借りたお金をリボルビング方式で返済するもので、毎月一定額を返済していきます。ショッピングリボとの違いは、現金を借りたか、物を買ったかの違いになります。

項目	メリット	デメリット
リボショッピング	毎月の負担が一定、急な出費に対応	長期間になると利息負担が大きい
キャッシング	すぐに現金が手に入る	金利が高め、返済が長引くと負担増

どちらの方法も便利ですが、使い方を間違えると支払総額が大きくなってしまう点には十分注意しましょう。

リボ払いを利用する場合は、次のポイントを意識することが重要です。

たとえば実質年率15%の場合、10万円をリボ払いすると、月々の支払いに加えて1,250円程度の利息がかかります（初月の場合）。

「リボルビング払い」は支払方式、「リボショッピング」はそれを使った買い物、「キャッシング返済」はお金を借りた場合の返済方法です。それぞれ仕組みや利息の考え方に違いがあります。利用する前に内容をしっかり理解し、自分に合った返済方法を選ぶことで、無理のないカード利用が可能になります。