東京海上の車両保険で全損と判断されるまでの流れと審査期間の目安

自動車保険

交通事故などで車両が大きな損傷を受けた場合、「全損扱い」になるかどうかは重要な判断ポイントです。この記事では、東京海上日動の車両保険において、全損の判断がどのように行われ、審査までにかかる期間の目安、そして次の車の購入判断に役立つ情報を詳しく解説します。

車両保険における「全損」とは?

車両保険の「全損」とは、修理費用が車の保険金額(または時価額)を上回る場合に適用される判定です。東京海上では基本的に「経済的全損」が適用されるケースが多く、時価額を基準に修理が現実的でないと判断されれば全損となります

例えば2015年式の普通乗用車であれば、車種やグレード、走行距離により異なりますが、時価額は40万〜100万円前後が一般的な範囲です。

事故後の全損審査の一般的な流れ

  • 事故発生直後に保険会社に連絡
  • レッカー移動先で損傷の確認
  • 車両の写真・修理見積もりを保険会社に送付
  • 保険会社が査定部門で審査
  • 全損か部分損かの判断が下る

このプロセスの中で、写真や見積もりが届いてから審査が始まることが多いため、修理業者側の対応速度が結果に大きく影響します。

全損審査の期間:平均は何日?

東京海上を含む多くの大手損保会社では、必要な書類・写真がすべてそろってから2~5営業日程度で審査結果が出るのが一般的です。

ただし、繁忙期や写真・見積もりの不備、車種や損傷の複雑さにより1週間以上かかるケースもあります。

特に「フレームのゆがみ」や「左右全面の損傷」などがあると、詳細な確認が必要になるため、結果が遅れる場合があります。

全損と判断された場合の対応と注意点

保険金の支払いが確定した後、中古車の購入や代替車の手配を進めることができます。保険金の入金は原則、確定から数営業日以内に指定口座へ振込されます。

また、全損扱いになると車両は「抹消登録」や「廃車手続き」が必要となり、これも保険会社やレッカー業者が代行してくれることがあります。

実際の事例:全損審査を待つ間の注意点

2023年に事故に遭ったあるユーザーの例では、以下のような流れがありました。

「事故から3日後に写真を業者が送付。東京海上からはその2日後に『全損扱いにします』との連絡あり。入金はその後5営業日で完了しました」

逆に、「業者が写真を送っていなかったため、保険会社がいつまでも審査に入れなかった」という声もあり、業者側への確認や催促が重要です。

まとめ:スムーズな審査には情報提供と確認がカギ

東京海上の車両保険で全損になるかどうかの判断は、修理見積もりと車両写真の提出が完了してから約2~5営業日が目安です。

スムーズな対応を受けるためには、修理業者に「写真は送ったか?」と確認を取ることが重要です。全損が確定すれば保険金も比較的早く支払われるため、代替車の検討も安心して進められるでしょう。

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