近年、スマホだけで完結する決済手段が増えており、KyashやモバイルPASMOのようなサービスを組み合わせて使う人も増えています。しかし、モバイルPASMOでKyashカードを使おうとした際に「本人認証サービスでエラーが発生」することがあり、戸惑うケースも多いようです。本記事では、Kyash Virtual CardとモバイルPASMOを組み合わせる際に発生するエラーの原因とその対処法を解説します。
KyashとモバイルPASMOの相性を理解する
Kyashは、プリペイド型のVisaカードサービスで、バーチャルカード(Virtual)とリアルカードの2種類があります。Virtualカードはスマホだけで発行できる利便性が魅力ですが、オンライン利用に制限があるサービスも存在します。
一方、モバイルPASMOは、クレジットカードからのチャージに際して、3Dセキュア(本人認証サービス)への対応が必須です。この3Dセキュアは、カードの不正利用防止のために導入されている仕組みで、認証に失敗すると登録自体ができません。
エラーが出る理由は「3Dセキュア未対応」
Kyash Virtualカードのみを利用している場合、3Dセキュアに対応していないため、モバイルPASMOへの登録時に認証が通らずエラーになります。Kyashのヘルプでも以下のように記載があります。
- Kyash Card(リアルカード)→3Dセキュア対応
- Kyash Card Virtual(バーチャル)→3Dセキュア非対応
つまり、Virtualカード単体ではモバイルPASMOのような本人確認を要求するサービスには登録できません。
解決策:Kyash Card(リアルカード)を発行する
現時点での最も確実な対処法は、Kyashのリアルカード(Kyash Card)を申し込むことです。
Kyash Cardは3Dセキュア対応済みで、以下のような手順で利用できます。
- KyashアプリからKyash Cardを申し込む(発行料あり)
- カードが届いたら有効化
- モバイルPASMOの支払い方法にKyash Cardを登録
これにより、3Dセキュア認証が通るため、正常に登録・チャージが可能になります。
その他の対処方法や代替案
リアルKyash Cardを持たない場合は、以下の代替策も検討できます。
- モバイルPASMOに直接クレジットカードを登録する(3Dセキュア対応のカード)
- Apple PayやGoogle Pay経由でのチャージ
- モバイルSuicaを活用する(Kyash Virtualでのチャージは可能な場合もあり)
サービスごとに対応カードや仕様が異なるため、目的に応じて使い分けるのが重要です。
実際のユーザー事例
あるユーザーはKyash Virtualのみ保有していたが、モバイルPASMOに登録しようとした際、毎回「本人認証サービスでエラーが発生」と表示され登録できず、最終的にKyash Card(リアル)を発行して問題を解決しました。
別の事例では、Kyashにチャージされた金額をSuicaアプリ経由で活用することで、交通系ICへの間接的な活用に成功しています。
まとめ:モバイルPASMOで使うなら3Dセキュア対応カードを
Kyash Virtualカードは便利ですが、本人認証が必要な場面では限界があります。モバイルPASMOにチャージしたい場合は、3Dセキュアに対応したKyash Card(リアル)を用意するか、他のクレジットカードを利用しましょう。
チャージ先の仕様を理解したうえで、安全かつスムーズな利用を心がけてください。
コメント