夫婦合わせて月収323,000円。ガス・電気・水道・教育費・生活費など必要経費を差し引くと残額は約48,500円。支出構成と感情のズレを整理して、無理のない家計運営のヒントを探ります。
①今月の収支内訳と支出の優先順位
支出額を項目別に整理することで、家計の“どこにお金が集中しているか”が見えてきます。例えば、歯医者40,000円は特別費として一時的な出費。
毎月発生する固定費(ガス・電気・水道・ネット・スマホ・保険など)は約92,000円。食費や生活費を加えても残高が4万円後半ある点はポジティブ要素です。
②お小遣いと感情のすれ違い
『夫のビール・タバコ代42,000円+妻のお小遣い10,000円』は双方必要としている支出ですが、消費の透明性が不足している可能性があります。
夫が「余裕ありすぎる」と不満に感じる理由は、「もし妻の収入が多かったら?」という心理的不安や、財布の使い道への納得感がないためかもしれません。
③余裕があるかどうかの判断基準
一般的な家計健全度では、収入の1割以上の貯蓄+特別費への備えが理想です。今月は貯蓄ができていると仮定すると、まずまずの水準と言えます。
ただし「不定期出費に備えられているか」「感情的摩擦をどう防ぐか」も重要な視点です。
④家計負担のバランスと改善策
- お互いのお小遣いと使い道を時間を決めて話し合う
- 生活費アプリで支出を見える化
- 月ごとのお互いの支出と満足度を記録して振り返る
- 歯科治療や修学旅行積立などの特別費用は『特別費口座』で管理
⑤感情面のすり合わせが鍵
数字上は余裕があるものの、感情的にギスギスすると無駄遣いが増えて見えやすくなります。対話の回数を増やし、お互いの不安や希望を具体化することが大切です。
例えば「今月は残り48,500円あるから旅行貯金に〇〇円回してもいい?」という提案や、「夫のお小遣いを先取り貯金に回す」などの工夫も有効です。
まとめ
収支的には余裕あり。ただし、感情的な納得感のズレが家計ストレスの原因かもしれません。支出の見える化&夫婦間の対話の機会を増やすことで、無理なく納得できる家計運営につながります。
コメント