30歳前後で医療保険への加入を考える共働き世代にとって、掛け捨てではない貯蓄型医療保険は将来の安心と貯蓄の両立が可能な選択肢です。本記事では、貯蓄型医療保険の基本や選び方、おすすめの商品とその返戻率や保険料を分かりやすく解説します。
貯蓄型医療保険とは?仕組みとメリット・デメリット
貯蓄型医療保険(終身医療保険など)は、医療保障に加えて満期や生存時に解約返戻金があるタイプです。掛け捨て型と比べて返戻金がある安心感がありますが、保険料は高めです。
メリットは医療保障+返戻金、デメリットは掛け捨てと比べて割高な保険料、利回りの低さです。
選び方:返戻率・保険料・保障内容のバランスを重視
商品選定のポイントは以下の3点です。
- 返戻率:契約後10年、20年経過時にどれだけ戻るか
- 保険料:30歳夫婦(30年払込)の平均月額は片方3,000~6,000円程度
- 保障内容:入院給付金や手術給付金の金額と設計
代表的なおすすめ商品と試算パターン
商品名 | 月額保険料(夫婦各) | 返戻率(60歳時) | 備考 |
---|---|---|---|
ソニー生命 終身医療 | 約5,000円 | 105%前後 | 一時金給付付きプラン可 |
アフラック メディカルキュア | 約4,000円 | 102~103% | 免責期間なしプランあり |
マニュライフ生命 じぶんの積立医療 | 約4,500円 | 104~106% | 保障期間と返戻金のバランス良好 |
※試算は30歳男性・女性、終身保障、30年払い、入院5,000円/日など標準プランを想定しています。
具体例で見る返戻率と保障内容の関係
例えば、アフラックのメディカルキュアでは、30年で約1.2万円の返戻金差が出る設計の一方、マニュライフ生命だと保障強化により返戻率が上がる設計も取れます。選ぶ際は保障の厚さと貯蓄性のバランスが重要です。
加入前に確認すべき注意点
検討時には必ず以下をチェックしてください。
- 告知内容:健康状態が正確に告知されているか
- 中途解約時の返戻率:早期解約による元本割れのリスク
- 特約の有無:先進医療や一時金特約の必要性など
貯蓄型医療保険が向いているのはどんな人?
将来的な資産の積み立ても視野に入れたい人や、終身保障で貯蓄と保障を一本化したい人には非常に適しています。一方、コスト重視なら掛け捨て型の検討もおすすめです。
まとめ:保障と貯蓄、どちらを重視するかがカギ
30代共働き夫婦で貯蓄型医療保険を選ぶなら、返戻率100%超で保障内容も充実した商品を選ぶと、保険としての安心感と将来の資産にもメリットがあります。保険会社によって返戻率や特約内容に差があるため、必ず見積もり・比較を行うことが重要です。
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