初めてお金を借りるとき、「金利14%って高いの?」「繰上げ返済をすると本当に利息が減るの?」など、不安や疑問がつきものです。本記事では、90万円を年利14%で借りた場合のシミュレーションと、繰上げ返済による効果についてわかりやすく解説します。
金利14%で90万円借りた場合の基本的な支払い総額
まず、仮に「90万円を年利14%、36回払い(3年)」で借りた場合、返済総額は約1,126,000円前後となり、利息は約236,000円になります。
※金利は元本に対して日々発生し、元本の残高が大きい期間ほど利息が多くかかります。
金利14%は消費者金融などでよく見られる数字で、低くはないため、返済期間が長くなるほど負担も増えます。
繰上げ返済のしくみと効果
繰上げ返済とは、毎月の返済とは別にまとまったお金を元本に充てて早めに返済することを言います。これによって将来発生する予定だった利息の一部がカットされます。
たとえば、借入後6か月で10万円を繰上げ返済した場合、その時点からの元本が減ることで、残りの支払いにかかる利息が数万円単位で削減される可能性があります。
実際にどのくらい利息が減るのか?
以下に、3年返済予定だったものを途中で繰上げ返済した場合の例を紹介します。
返済パターン | 繰上げ返済額 | 利息削減額 |
---|---|---|
1年後に10万円繰上げ返済 | 100,000円 | 約18,000円削減 |
1年半後に20万円繰上げ返済 | 200,000円 | 約34,000円削減 |
このように、繰上げ返済は「利息の節約」と「完済時期の短縮」の両方に効果があります。
繰上げ返済をすると40万円安くなるの?の答え
仮に「繰上げ返済をすれば40万円の利息が減る」というのは、かなり長期で返済し続けた場合や返済額を極端に小さく設定したときに近いシナリオになります。
一般的に3~5年以内の返済であれば、90万円借入で利息が40万円になることは少なく、通常は20万円台前半~30万円程度に収まることが多いです。
繰上げ返済の注意点
・金融機関によっては繰上げ返済に手数料がかかることもあります。
・繰上げ返済には「返済額軽減型」と「期間短縮型」がありますが、期間短縮型のほうが利息節約効果が大きいです。
契約前には、契約内容・返済シミュレーションをよく確認し、不明点があれば金融機関に相談することをおすすめします。
まとめ:繰上げ返済は上手に使えば利息を大きくカットできる
・90万円を年14%で借りた場合、返済総額は約110~120万円前後が目安
・繰上げ返済をすれば利息は数万円~数十万円カットできる可能性がある
・「繰上げ返済=利息0」ではなく、時期と金額によって効果が変わる
・契約時には返済方法の柔軟性(手数料や手続き)も確認を
はじめての借り入れは不安が多いですが、正しい知識を持つことで、賢く安全に利用することが可能です。
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