将来のため、あるいは目標のために「手を付けずに貯金しておきたい」というニーズは多くの方が抱えています。この記事では、引き落としなどの誘惑を減らし、効率的に預金を続けられる銀行口座の選び方とおすすめの銀行を目的別にご紹介します。
貯金専用口座に最適な銀行とは?
預金専用口座にする銀行を選ぶポイントは「引き出しやすさ」ではなく「引き出しにくさ」です。通帳アプリの有無やATMの少なさ、日常で使わない銀行を選ぶことで、心理的にも物理的にもお金を守れます。
また、クレジットカードの引き落としと分離しておくことで、生活費とは完全に切り離された「純粋な貯金口座」が作れます。
イオンカード・楽天カードを使っている方に向く銀行
楽天銀行やイオン銀行は非常に便利ですが、日常の買い物やカード引き落としに使われる可能性があるため、貯金専用口座としては避けるのが賢明です。
たとえば、イオンカード利用者でも「住信SBIネット銀行」や「auじぶん銀行」などのネット専業銀行を貯金用にすることで、生活費と完全に分けた運用ができます。
おすすめ銀行①:住信SBIネット銀行
特徴として「目的別口座」が最大10個まで無料で作成可能です。これは「旅行資金用」「子ども学費用」などと名前を付けて自動積立もできる便利な機能。
また、引き出しはアプリ操作が必要なため、物理的なカードが不要である点も「貯金を崩しにくい」仕組みに貢献します。
おすすめ銀行②:ソニー銀行
日常使いにはやや不便なソニー銀行は、貯金専用としては逆に好都合です。定期預金の金利も比較的高く、キャンペーン金利が狙えることも魅力。
また、カード利用と切り離して運用できるため、預金残高を意識しづらく、計画的な積立がしやすくなります。
おすすめ銀行③:地元地方銀行の別口座
地域密着の地方銀行であっても、普段使いの口座とは別に新規で作ることで、貯金用として機能させられます。アプリ登録やキャッシュカードをあえて申し込まないという選択も「下ろさない」ための工夫になります。
例えば、静岡銀行の「しずぎんWebWallet」や、千葉銀行の「ちばぎんスマート通帳」など、スマホ管理できる地方銀行サービスも選択肢に入ります。
その他:定期預金や自動積立も検討しよう
自由預金にしていると、気軽に引き出してしまいがち。定期預金や積立預金で「簡単に下ろせない仕組み」を作るのが効果的です。
例えば、毎月5,000円を強制的に積立に回す設定をしておけば、知らぬ間に貯金が増えていくメリットがあります。
まとめ:目的に合った銀行選びで、貯金が続く仕組みを
「貯めるだけの口座」は、使わない・見ない・アクセスしづらいことが大切です。楽天銀行やイオン銀行など日常利用の銀行ではなく、生活と切り離せるネット銀行や地方銀行の新口座を作成することで、無理なく長期的な貯金が可能になります。ぜひ今回紹介した銀行を比較し、自分に合った預金口座を選んでみてください。
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