大学生活で急な出費が重なると、短期的に資金を確保したい場面もあります。そのようなときに「学生ローンカレッジ」などのサービスを利用して、数万円〜十数万円を借りるという選択肢があります。特にアルバイト収入がある学生であれば、条件によっては審査に通る可能性も十分にあります。
学生ローンとは?基本的な仕組みと対象者
学生ローンとは、大学・短大・専門学校などに在籍する学生を対象とした少額融資のサービスです。金額は一般的に数万円〜30万円程度で、収入や返済能力を基準に審査されます。保護者の同意が不要な場合も多く、在学証明と本人確認資料があれば利用可能です。
代表的な学生ローン業者には「カレッジ」「キャンパス」「イー・キャンパス」などがあります。これらは金融庁登録の正規業者で、消費者金融系ですが、学生向けに柔軟な審査基準が設けられているのが特徴です。
アルバイト収入でも審査に通るのか?
月収が安定していればアルバイトでも審査に通る可能性は高いです。特に以下の条件を満たしていれば、借入可能性は十分にあります。
- 毎月一定の収入(目安:月5万円以上)
- 他社からの借入がない、もしくは少額
- 身分証明書・学生証が有効
たとえば、19歳の大学生で、週3日×4時間程度のアルバイトで月5万〜8万円の収入があれば、12万円の借入希望は現実的な範囲と考えられます。
審査の際にチェックされるポイント
学生ローンの審査では、以下のような項目がチェックされます。
- 本人確認(運転免許証やマイナンバーカードなど)
- 在学確認(学生証や在学証明書)
- 勤務先情報(アルバイトの勤務先・勤続期間など)
- 他社借入の有無
収入の安定性だけでなく、信用情報機関に登録されている情報も参照されるため、過去にスマホ料金の延滞などがある場合は注意が必要です。
借入前に知っておきたい注意点
学生ローンはあくまで借金であることを忘れてはいけません。以下のような注意点を事前に確認しておくことが重要です。
- 金利は年15%〜18%程度であり、返済総額は借入額以上になる
- 返済に遅れると延滞利息が発生し、信用情報に傷がつく
- 返済が困難な場合、家族や大学に影響が及ぶ可能性も
借入する前に、本当に必要な金額なのか・返済の目処が立っているかを再確認しましょう。
安心して利用するためのアドバイス
初めての借入で不安がある場合は、次のような行動をおすすめします。
- 家族や信頼できる大人に相談する
- 複数の学生ローン業者で金利や条件を比較する
- 必要な金額を最小限に抑え、できるだけ早く返済する計画を立てる
また、公的支援(奨学金・緊急小口資金)の利用も検討すると、金利負担を抑えられる可能性があります。
まとめ:計画的な利用でトラブル回避を
・アルバイト収入が安定していれば、学生ローンで12万円の借入は可能性あり
・審査では在学確認と収入証明が重要
・返済シミュレーションを事前に行い、無理のない範囲で利用することが大切
・信用情報や延滞リスクにも注意が必要
学生ローンは便利な資金調達手段ですが、「借りたら返す」の原則を守ることで、学生生活をより充実させる一助となるでしょう。
コメント