物価上昇が続く中、毎月の食費が家計を圧迫していると感じる家庭は多いでしょう。特に成長期の子どもがいる家庭では、バランスの取れた食事を維持しつつも支出が増えがちです。本記事では、3人家族・月7万円の食費は多いのかどうかを家計調査データと比較しながら、無理のない食費管理のポイントも紹介します。
3人家族の食費平均額はどれくらい？
総務省「家計調査（2023年）」によると、3人家族の食費平均は約7.2万円（外食含む）程度です。これは、地域や年齢層、家庭の食生活スタイルにもよりますが、7万円であればほぼ平均的と言えます。
特にお弁当を毎日用意していたり、野菜・肉・魚などをバランスよく取り入れているのであれば、むしろ健全な支出と評価できます。
食費が高くなる主な要因
月7万円という食費が「多い」と感じる背景には、次のような要因があります。
- 外食やテイクアウトの頻度が高い
- 間食・お菓子・ドリンク類に予算を多く割いている
- 食品ロス（使い切れず捨てる）
お弁当や自炊中心の生活で、外食が少ない場合はコスパの良い生活とも言えるでしょう。
お菓子代や弁当材料も含めた適正価格は？
中学生男子のいる家庭では、おやつ代や育ち盛りの食欲を満たすための食費がかさむのは自然なことです。弁当用食材も日々の買い物に含まれるため、7万円であれば十分効率的にやりくりできているケースです。
例えば、朝・昼・晩＋おやつのすべてを家でまかなっていれば、1日約2,300円（月30日で計算）となり、1人当たり770円程度。これは外食1食分以下のコストとも言えます。
節約しながら満足感も得られる工夫
もし少しでも節約を意識したい場合は、次のような工夫が効果的です。
- 冷凍野菜・冷凍肉の活用で廃棄ロスを削減
- 業務スーパーやまとめ買いを活用して単価を抑える
- お菓子を市販から手作りに切り替える
また、弁当用のおかずは、冷凍保存や作り置きで無駄を減らしつつ時短にもつながります。
家計管理の観点から見る「妥当性」
家計に占める食費の割合は、「手取り収入の15～20％程度」が目安とされています。例えば手取り月収が30万円なら、4.5万～6万円が理想ですが、健康的な食事や弁当持参が家計の節約に貢献している面もあり、7万円でも問題はありません。
無理な節約で食の質を落とすよりも、健康と満足度のバランスが重要です。
まとめ：7万円は多くない、むしろ健康投資
3人家族で食費7万円というのは、内容によってはまったく高くなく、健康的でバランスの良い食生活を維持するための投資とも言えます。
日々の食事内容と満足度、健康状態を見ながら、必要に応じて小さな節約を重ねていくことで、無理のない家計管理が実現できます。気にしすぎる必要はありません。
コメント