カップルでお金を管理する際、割り勘と家計簿の両立は思った以上に複雑です。特に立て替えが多い場合、互いの負担額や精算状況を明確にしながら、全体の支出も把握したいと考える方は少なくありません。この記事では、割り勘がしやすく、かつ家計簿としても機能するアプリを選ぶためのポイントとおすすめアプリをご紹介します。
カップル向け家計簿アプリに求める機能とは
カップルで使う家計簿アプリでは以下のような機能が重視されます。
- 共同管理:2人で共有できるアカウントや同期機能
- 割り勘計算:1回ごとの割り勘だけでなく、トータルの精算額を表示
- 収支表示:全体の家計の収支が一目で把握できる
- 操作のしやすさ:簡単に入力・確認できるUI
これらの要素がそろってこそ、日常的にストレスなく活用できます。
定番アプリの特徴と制約を知っておこう
「シェアルー」は割り勘に特化しており、精算がしやすい反面、家計簿としての機能が限定的です。一方、「オシドリ」は割り勘記録に優れていますが、家計の全体像を管理するのには不向きです。
これらの体験からも、単なる割り勘アプリではなく「家計簿機能が主軸で割り勘もできる」アプリを探す必要があります。
割り勘も収支も両立できるおすすめアプリ3選
1. Zaim(ザイム)
収支の自動取得、グラフ表示、レシート読み取りなど家計簿アプリの基本機能が豊富で、共有機能も備えています。割り勘の自動計算はできませんが、「タグ」や「メモ」を使えば立て替え記録としても活用できます。
2. MoneyForward ME(マネーフォワード)
銀行口座、クレカ、電子マネーと連携できる自動家計簿。カップルで使うにはプレミアム会員同士の共有がベスト。割り勘に特化していない分、工夫は必要ですが、全体の収支は非常に分かりやすいです。
3. B/43(ビーヨンサン)
カップル専用プリペイドカードアプリで、チャージと使用履歴が共有できます。割り勘というよりは、事前にお金を入れて使う共通財布のような使い方が可能です。
目的に応じて使い分けることも選択肢
すべての機能を1つで完結させようとせず、役割を分けて複数のアプリを併用する方法もあります。たとえば。
- 割り勘記録:Splitwise(英語アプリですが精算管理に特化)
- 家計管理:Zaim や MoneyForward で収支全体を把握
このように2段構えで使うと、両立がしやすくなります。
カップルの家計管理で注意すべきポイント
お金のトラブルはカップル関係にも影響を及ぼします。家計アプリを導入する際は、次のようなルールも大切です。
- 金額のルールを明確に(例:1,000円未満は割り勘対象外)
- 定期的に見直し・精算を行う
- 共有の負担感を平等に
アプリはあくまで手段。2人の合意形成が最優先です。
まとめ:機能と相性を見極めてアプリ選びを
割り勘と家計簿、どちらも兼ね備えた理想のアプリは少ないのが現実ですが、それぞれの強みに着目して選べば、自分たちに合ったスタイルが見つかります。
ZaimやMoneyForwardのような本格派家計簿に、割り勘用アプリを併用するのもおすすめです。大切なのは、2人で無理なく続けられる形を見つけること。お金の透明化は、関係性の安定にもつながります。
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