Suicaを使わなくなったあと、ふと残高が残っていたことに気づくケースは珍しくありません。新しいSuicaに切り替えたあと、古いカードの残高がどうなるのか、また現金化が可能なのかを知っておくことは非常に重要です。この記事では、旧Suicaカードの残高払い戻しについて詳しく解説します。
Suicaの残高は原則失効しない
Suicaは長期間使わなくても、残高が失効することは基本的にありません。SuicaはICカードとして「最終利用日から10年間有効」であり、10年以内であれば払い戻しや再利用が可能です。つまり、半年程度であればまったく問題なく対応してもらえます。
古いカードに残っている金額は、駅の窓口などで現金として払い戻してもらうことが可能です。ただし、いくつか条件がありますので、次のセクションをご覧ください。
払い戻しができる場所と手続き
古いSuicaの残高を現金で受け取るには、主に以下の場所で手続きを行います。
- JR東日本の主な駅の「みどりの窓口」
- Suica取扱いのある駅の窓口
本人確認書類は原則不要ですが、念のため身分証明書(運転免許証、保険証など)を持参しておくと安心です。
手続きでは、カードの残高とデポジット(500円)が確認され、払い戻し手数料(220円)が差し引かれた金額が返金されます。
払い戻し金額の計算例
たとえば、古いSuicaカードに1,200円の残高があった場合、払い戻される金額は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
カード残高 | 1,200円 |
デポジット | 500円 |
払い戻し手数料 | -220円 |
受け取り合計 | 1,480円 |
※残高が220円以下の場合、払い戻しはできません。
注意点:定期券付きやモバイルSuicaは別手続き
定期券付きSuicaやモバイルSuicaの場合は手続きが異なります。特にモバイルSuicaはアプリ内での操作が必要で、現金での払い戻しは基本的にできません。定期券付きの場合は、定期区間の残存有無によって計算が変わるため、窓口で確認しましょう。
また、別のSuicaに残高を移行したい場合、モバイルSuicaならアプリ間での移行も可能ですが、物理カード間での移行は原則できません。
半年経っても問題なし、すぐに行動を
半年使用していない古いSuicaであっても、残高は残っており払い戻し可能です。思い出したタイミングが大切ですので、できるだけ早めに最寄りの窓口で手続きをしましょう。
まとめ
使わなくなったSuicaでも、10年以内であれば残高の現金化は問題なく可能です。払い戻し手続きはJR東日本の窓口で行い、手数料が差し引かれる点に注意が必要です。古いカードに眠るお金を無駄にしないよう、ぜひ早めの対応をおすすめします。
コメント