新車の納車が近づくと、自動車保険の切り替えについて考える必要があります。現在の保険から新しい車両への変更、ディーラーとのやり取り、ネット保険と代理店型保険の比較など、迷うポイントは多くあります。この記事では、スムーズに保険を切り替えるための手順と注意点を解説します。
納車前後の保険切り替えのタイミング
車を納車する当日までに保険の契約が完了していることが理想です。公道を走るためには任意保険も含めた保険契約が必要になります。特に新車は車両価格が高いため、車両保険の付帯を強くおすすめします。
保険の開始日は納車日＝乗り出し日に設定することが基本です。前の車の保険を「入替契約」で新車に引き継ぐ形が一般的ですが、新規契約も可能です。
ネット保険で契約する場合の手続き
ネット保険では、車検証に記載された「車両情報」が必要になるため、納車当日以降に車検証を受け取ったうえで契約する流れがスムーズです。ただし、事前に見積もりを取り、必要情報を準備しておくことで、納車当日にスムーズに契約できます。
一般的な必要情報には以下が含まれます。
- 車台番号
- 初年度登録年月
- 型式
- ナンバープレート情報
これらはすべて車検証に記載されています。
代理店型（ディーラー経由）保険との違い
ディーラーで勧められる代理店型保険は、事故時の対応や書類代行などの「手厚いサポート」が魅力です。一方、保険料はネット型と比較すると高めになる傾向があります。
たとえば、東京海上日動や損保ジャパンなど大手の代理店型では、事故受付からレッカー手配までディーラーが一括で対応してくれるケースもあり、車に詳しくない方や忙しい方には安心です。
保険の切り替えで等級を引き継ぐ方法
今加入している保険を解約せず、新車に「車両入替」する形で契約すれば、現在の等級をそのまま新車に適用できます。この手続きは保険会社に電話やオンラインで申請できます。
仮に新たなネット保険で新規契約をする場合でも、現在の契約の満期に合わせて切り替えれば等級の引き継ぎが可能です。ただし、同一名義での契約である必要があります。
新車購入後30日以内の「猶予期間」の活用
一般的に、新車を購入した後の30日以内であれば、「前契約からの継続」として等級を引き継げる特例があります。これはネット保険でも多くの会社が対応しており、契約日が納車後でも30日以内なら大きな問題にはなりません。
ただし、納車当日から保険が適用されていないと無保険運転になりますので、契約自体は納車日前に準備・完了しておくのがベストです。
まとめ
新車納車前後の保険切り替えは、いくつかのポイントを押さえることでスムーズに行えます。ネット保険は費用面で魅力がある一方、ディーラー経由の代理店型には手厚いサポートがあります。重要なのは、納車当日から保険が有効であることと、等級の引き継ぎを忘れずに行うことです。あらかじめ車検証の情報をもとに見積もりと申込みの準備を進めましょう。
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