住友生命の終身保険を解約したらお金は戻る?解約返戻金と満期前の注意点を解説

生命保険

住友生命などの終身保険は、一定期間保険料を支払うことで、一生涯にわたる保障が受けられる保険です。満期という概念は定期保険にはありますが、終身保険の場合、「満期=保険期間終了」ではなく、保障が一生涯続くことを意味します。では、満期に近づいて解約を検討する際、本当にお金が戻ってくるのか、またその判断は賢明なのかを詳しく解説します。

終身保険における「解約返戻金」とは

終身保険を解約すると、契約内容に応じた解約返戻金が支払われます。これは、支払った保険料の一部が返ってくるもので、貯蓄性のある保険商品ならではの特徴です。

住友生命の終身保険の場合、多くは加入から一定年数を経過すると、解約返戻金が増加し、支払った保険料総額に近づく、または上回るケースもあります。たとえば、「払込期間満了後」や「65歳払込満了」などの設定がある場合、その完了後に解約すれば高い返戻率(例:90%~110%)となることも。

解約返戻金を受け取るにはどうすればよいか

解約を希望する際は、住友生命の営業担当者またはカスタマーセンターに連絡して「解約返戻金見積り」を依頼できます。その後、解約請求書の提出などの手続きを経て、通常は1週間〜10営業日程度で返金処理が行われます。

振込口座を指定する必要があり、指定後は住友生命が提示した期日までに手続きを完了することが求められます。口座に着金するのは、手続き完了から数日〜1週間程度が目安です。

「満期直前」とはどういうことかを整理しよう

終身保険において「満期直前」とは、実際には「保険料払込期間の終了直前」を意味する場合が多く、契約の終了ではありません。このタイミングで解約をすると、解約返戻金が最大化される直前である可能性があります。

そのため、解約のタイミングは慎重に検討すべきです。例えば、あと1年で返戻率が100%を超えるのに、今解約すると95%止まりというケースもあります。解約する前に、返戻率の推移や将来の見込み額を確認しましょう。

解約する前に考えたいポイント

  • 保障の消失:解約すると死亡保障などもすべて失われます。
  • 相続対策:終身保険は相続税対策としても有効。解約でその効果が失われるかも。
  • 資産運用の代替性:今後、同様の利回りで資産を運用できるか?という観点も重要。

特に高齢者が加入している終身保険の場合、再加入が難しいことから、解約後の保障がなくなるリスクも見逃せません。

まとめ:焦らず「解約見積り」を取って判断しよう

住友生命の終身保険を解約すれば、原則として解約返戻金を受け取ることができます。ただし、受け取れる金額は契約内容や解約タイミングによって大きく異なるため、まずは「解約返戻金の見積もり」を取得することが第一歩です。

その上で、保障の継続や他の資産とのバランスを考え、将来の生活設計にとって最善の判断を下しましょう。

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