子どもがテレビを壊したときの保険請求の流れと見積もり対応方法

子どもが不注意でテレビを壊してしまった場合、火災保険や家財保険の個人賠償責任補償特約などが使えるケースがあります。ですが、保険会社に連絡すると「修理見積もりを提出してください」と言われることが多く、その対応に悩まれる方も少なくありません。

保険会社が見積もりを求める理由

保険金の支払いには、被害状況が明確であることが必要です。テレビが破損した状況が偶然かつ突発的であることの証明として、修理可能かどうか、修理金額がいくらになるのかを記載した見積書の提出が求められます。

また、見積もりと同時に、破損したテレビの写真や、事故発生の状況を簡潔にまとめた説明書類も一緒に求められることがあります。

多くの家電量販店では、訪問見積もりを行っていますが、見積もり自体が無料ではないことが一般的です。出張料・診断料として数千円の費用が発生するケースがあります。

一部の家電修理業者やメーカー直営のサービスセンターでは、持ち込みによる無料診断や、写真と症状から概算見積もりを出してくれる場合もあるため、まずは電話やWebから確認してみるのがオススメです。

保険会社によっては「見積もり取得にかかった費用も補償対象」となることがあります。見積もりを取る前に、保険会社に連絡し、見積もり費用が補償対象になるかを必ず確認してください。

また、保険会社が指定する提携修理業者で見積もりを取ると、無料で対応してもらえることもあります。そうした業者の有無についても併せて確認しましょう。

保険会社によっては、テレビの修理が不可能な場合、「全損」と判断して購入金額の一部が支払われることもあります。

子どもが壊したテレビについて保険を活用するには、まず見積もりを取ることが必須です。事前に保険会社に確認することで、見積もり費用の無駄を防ぐことができます。必要な書類や写真の準備も忘れずに、スムーズな保険請求を行いましょう。