PayPayの決済手数料は本当に30%?ハンドメイド販売者が安心して使うための正しい知識

電子マネー、電子決済

ハンドメイド作家としてマルシェなどでPayPayを導入している方の中には、「PayPayは実は30%も手数料が取られているらしい」という噂を聞いて不安になった方もいるかもしれません。この記事では、PayPayの決済手数料の実態や、誤解されがちな情報の真偽についてわかりやすく解説します。

PayPayの決済手数料は基本的に「1.6%または3.24%」

2023年4月以降、PayPayの決済手数料は導入プランによって異なります。最も多くの個人事業主や小規模店舗が利用している「PayPayマイストア ライトプラン」では、決済手数料は1.6%(税別)です。

ライトプランに未加入の通常契約では、3.24%(税込)の手数料が適用されます。いずれにしても、30%といった高額な手数料は発生しません。

なぜ「30%」という情報が広まったのか?

一部テレビ番組などで紹介された内容が誤解を生む形で伝わった可能性があります。おそらく池上彰さんの番組では「一部の飲食店などがPayPayポイント付与などにより、結果的に利益率が下がる場合もある」といった趣旨が紹介されたのでしょう。

この情報が「PayPayが30%も手数料を取っている」という形で解釈され、SNSや口コミで事実とは異なる内容として広がったと考えられます。

実際の収支を見てみよう:例でわかるPayPayの手数料

たとえば、マルシェで1,000円の商品をPayPayで販売したとします。

売上金額 決済手数料(1.6%の場合) 受取金額
1,000円 16円 984円

このように、実際に差し引かれるのはわずか数十円程度。30%、つまり300円も引かれるということはあり得ません。

また、PayPayポイントをお客様に付与した場合、そのポイント原資はPayPayが負担していることが多く、事業者の負担ではありません(キャンペーンによって例外あり)。

PayPay決済を安心して使うためのポイント

PayPayを安心して使うためには、契約しているプランや手数料率を正確に把握しておくことが重要です。以下のポイントをチェックしておきましょう。

  • PayPay for Businessにログインして、自分のプランを確認する
  • 決済手数料がいくらか確認する(1.6% or 3.24%)
  • 売上明細や振込金額と手数料の内訳を毎回チェックする

これらを習慣化することで、根拠のない噂に振り回されず、安心してキャッシュレス決済を活用できます。

実例:ハンドメイド作家Dさんの声

あるハンドメイド作家のDさんは、PayPay決済を導入して半年以上活動していますが、「決済手数料は確かに発生するけど、3%程度で済むので現金より管理がラク。集客にも役立っている」と話しています。

実際にPayPay for Businessのダッシュボードで受け取った金額を見て、「30%も手数料なんて取られてないよ!」と親御さんにも説明したところ、誤解もすぐに解けたそうです。

まとめ:PayPayの手数料は3%以下、正しい情報で安心運用を

PayPay決済で30%の手数料が取られるというのは誤解です。実際には1.6%〜3.24%の範囲であり、個人のハンドメイド販売でも十分に採算が合う仕組みです。

正しい情報をもとに、デジタル決済を安心して取り入れることで、お客様にも便利で、自分の運営負担も減らせます。うわさに惑わされず、自分の目で数字を確認して判断することが何よりも大切です。

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