仕事用の車に取り付けられているあいおいニッセイ同和損保の「タフ・見守るクルマの保険＋」の車載器。走行距離や運転時間、位置情報が記録されることで安全運転の支援や保険料の割引が受けられる反面、「会社にすべての移動情報が知られているのでは？」と不安に思う方もいるかもしれません。この記事では、その仕組みと閲覧可能な範囲について詳しく解説します。
『見守るクルマの保険＋』とは？
この保険は、ドライブレコーダーと通信機能が一体化した車載器を用いて、運転情報をリアルタイムで収集・分析し、安全運転スコアに応じて保険料を割引するテレマティクス保険です。
走行距離、急加速・急ブレーキ、時間帯などをアプリで確認でき、事故時には自動通報も行われる安全機能が特徴です。
収集されるデータとその内容
車載器によって収集される主な情報は以下のとおりです。
- 走行距離・運転時間
- 運転中の挙動（急ブレーキ・急ハンドル等）
- GPSによる走行ルート
- 発進・停止の時間と場所
これらのデータは保険会社が安全運転の評価や事故対応のために使用します。
アプリ以外で走行データは確認できる？
原則として、運転者本人がログインして使用するアプリ（たとえば「タフ・見守るクルマの保険＋」専用アプリ）でのみ詳細な走行データを閲覧できます。会社側がアプリにログインしていない限り、会社が走行データを自由に確認することはできません。
ただし、契約の管理者（例：法人契約で会社名義）が明確な権限を持っている場合には、保険会社との契約条件によってアクセス可能なケースもあります。
データの管理は誰がしているのか？
車載器から取得されたデータは、あいおいニッセイ同和損保および関連のデータセンターで管理されます。情報の取り扱いは契約時の同意事項やプライバシーポリシーに則って厳格に行われています。
法人名義で契約している場合は、会社が一部のデータへアクセスする契約になっている可能性がありますが、個人ドライバーの詳細な行動履歴までリアルタイムに閲覧できることは一般的ではありません。
プライバシーが心配なときの確認方法
「会社が自分の移動を把握しているか不安…」という場合は、まず契約内容を確認しましょう。特に法人契約か個人契約か、契約者が誰かが重要です。
不明な点がある場合は、あいおいニッセイ同和のカスタマーセンターや担当営業を通じて、誰がどの情報にアクセスできるかを確認するのが安心です。
まとめ：位置情報は誰でも見られるわけではない
『見守るクルマの保険＋』の車載器が収集する情報は高精度ですが、それを誰が見られるかは契約の形態により異なります。アプリにログインしている本人以外が情報を見るには特別な権限が必要であり、会社が勝手に行動を把握することは通常できません。
気になる場合は、契約名義やアカウント管理の詳細を確認し、必要であればアクセス権限の範囲を明確にしておきましょう。
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