退職後に国民健康保険へ切り替えた場合、マイナ保険証は使える?仕組みと確認方法を徹底解説

国民健康保険

退職して健康保険の種類が変わった場合、「マイナンバーカードで保険証としての利用は継続できるのか?」という疑問を持つ方は多いでしょう。とくに会社の健康保険から国民健康保険へ切り替えた後は、マイナ保険証の利用可否が気になるポイントです。この記事では、退職後のマイナ保険証の使い方と、必要な確認・手続きについて解説します。

マイナ保険証とは?基本のしくみ

マイナ保険証とは、マイナンバーカードに健康保険証の情報を紐付けることで、カード1枚で医療機関を受診できる制度です。マイナポータルやセブン銀行ATMなどで、オンライン資格確認の登録状況を確認できます。

ただし、保険証情報が最新でなければ、正しく機能しないため、保険の切り替え時には注意が必要です。

退職後に保険が切り替わったらどうなる?

会社を退職すると、原則として勤務先の健康保険資格は喪失し、14日以内に国民健康保険に加入する必要があります。このタイミングで、マイナ保険証に紐付けられている情報も変更が必要です。

退職後すぐに医療機関を受診する場合、市区町村から交付される国民健康保険証を提示するのが確実です。マイナ保険証は保険情報が切り替わるまで機能しない場合があります。

マイナ保険証を継続利用するには?

国民健康保険に加入した後、住民票のある自治体がその情報を国のシステムに反映させれば、マイナ保険証として利用可能になります。一般的には加入手続きから1週間〜10日程度で反映されます。

反映状況はマイナポータルから「保険証情報」を確認できます。保険者名が「国民健康保険(市区町村名)」になっていれば、マイナ保険証として利用可能な状態です。

病院ではどの保険証を提示すべきか?

保険情報が切り替わった直後は、マイナ保険証が未反映のままになっているケースも多く、読み取りエラーになることがあります。そのため、初回の診察時には念のため紙の保険証(国保の保険証)を携帯することが推奨されます。

また、病院や薬局によっては、マイナ保険証対応機器が未設置の場合もあるため、受付時に利用可否を確認しましょう。

実例:退職直後に病院を受診したAさんのケース

Aさんは会社を退職後すぐに国民健康保険へ加入しました。マイナポータルで確認したところ、数日間は以前の会社の健康保険情報が表示されており、マイナ保険証としての利用は不可の状態でした。

実際に病院で受診した際、マイナンバーカードを提示したものの保険資格が確認できず、紙の保険証の提示を求められました。その後10日ほど経ってからマイナポータルを再確認すると、保険者情報が「市区町村」に変わり、マイナ保険証が利用可能になっていました。

まとめ:退職後のマイナ保険証は保険切替の反映を待って利用しよう

マイナ保険証は便利な仕組みですが、退職による保険の切り替え後は、情報の反映に時間がかかることがあります。その間は紙の保険証を持参しておくのが安心です。マイナポータルで保険者情報が正しく表示されているかを確認し、更新が完了してからマイナ保険証の利用を再開するようにしましょう。

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