日々の生活の中で欠かせないお風呂。節約志向の家庭では、「お湯を毎日張り替えるべきか、それとも追い焚きで何日か使い回すべきか」迷うこともあるでしょう。この記事では、それぞれの方法の光熱費・水道代への影響を比較し、どちらが経済的かをわかりやすく解説します。
水道代の比較:毎日替える vs 追い焚き
家庭用浴槽の平均的な湯量は約200L。東京都の水道料金の目安は1Lあたり約0.2円とすると、1回のお風呂でおおよそ40円程度の水道代がかかります。これを毎日替えると、1ヶ月で約1,200円。
一方、2日に1回しかお湯を替えない場合、月の水道代は約600円に抑えられます。ただし、衛生面や水質の劣化リスクも考慮が必要です。
ガス代・電気代の比較:沸かし直しのコスト
追い焚きの光熱費は1回あたり約10~20円(ガス給湯器・電気温水器の種類や機種によって異なる)。つまり、翌日追い焚きして使いまわす場合、光熱費としては追加で10~20円かかります。
一方、毎日新しいお湯を沸かすと、200Lの水を入れた状態から適温まで加熱する必要があるため、約50~60円程度のガス代や電気代がかかります。
トータルコストで見た場合のシミュレーション
方法 | 1日あたり | 1ヶ月(30日) |
---|---|---|
毎日張り替え | 水道代40円+光熱費60円=約100円 | 約3,000円 |
2日に1回張り替え+追い焚き | 水道代20円+追い焚き光熱費20円=約40円 | 約1,200円 |
このシミュレーションからも明らかなように、追い焚きを併用してお湯を使い回す方が、光熱費・水道代の合計はかなり安くなります。
清潔さや衛生面も忘れずに
経済的には追い焚きがお得ですが、衛生面では毎日替える方が安心です。特に夏場や家族の人数が多い家庭では、雑菌の繁殖リスクが高まるため、追い焚き利用は1日程度までにとどめるのが無難でしょう。
市販の風呂用除菌剤や風呂ふたを活用することで、追い焚き使用時の衛生面もある程度カバーできます。
まとめ:節約と衛生、バランスをとって選ぼう
毎日お湯を入れ替えると、月3,000円ほどのコストになりますが、追い焚きを併用して2日に1回張り替えるスタイルなら約1,200円まで節約可能です。ただし、衛生面の配慮も忘れずに、自分や家族のライフスタイルに合わせて使い分けるのがベストな選択といえるでしょう。
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