定期預金は満期まで資金を預けることで高い利率が適用される金融商品ですが、急な資金需要などで中途解約を検討する場合、利息の減額や元本割れのリスクが生じることがあります。JRE BANKの定期預金における中途解約の取り扱いについて詳しく解説します。
中途解約時の利息計算方法
JRE BANKの円定期預金を中途解約する場合、預入期間に応じて約定利率の一定割合が適用されます。具体的には以下の通りです。
| 預入期間 | 中途解約利率 |
|---|---|
| 1年未満 | 約定利率×5% |
| 1年以上3年未満 | 約定利率×10% |
| 3年以上5年未満 | 約定利率×15% |
| 5年以上7年未満 | 約定利率×20% |
| 7年以上10年未満 | 約定利率×25% |
例えば、約定利率が1%で3年未満の預入期間の場合、中途解約利率は0.1%となります。これは当初の利率よりも大幅に低くなるため、受け取る利息が大きく減少することになります。
中途解約の手続き方法
中途解約はJRE BANKのアプリまたはスマートフォンウェブサイト上で行うことができます。手続きの流れは以下の通りです。
- ログイン後、「サービス一覧」から「ためる・ふやす」→「定期預金」を選択し、解約したい定期預金を選択します。
- 「中途解約する」ボタンを押し、ワンタイムキー・暗証番号・生年月日を入力して「解約実行」を押します。
- 取引完了後、元金と利息が普通預金口座へ振り替えられます。
なお、中途解約にはワンタイム認証が必要であり、一部解約はできません。
新型定期預金の中途解約について
JRE BANKの新型定期預金は原則として中途解約ができません。ただし、相続や差し押さえなど、やむを得ない事情がある場合に限り、中途解約が認められることがあります。その際、解約費用が発生し、元本割れとなる可能性が高くなります。また、経過利息も受け取れない場合があります。
中途解約時の注意点
定期預金を中途解約する際には以下の点に注意が必要です。
- 受け取る利息が大幅に減少する可能性があります。
- 新型定期預金の場合、元本割れのリスクがあります。
- 一部解約はできず、全額解約となります。
急な資金需要が予想される場合は、普通預金や流動性の高い金融商品を利用することを検討しましょう。
まとめ
JRE BANKの定期預金を中途解約する場合、預入期間に応じて利息が大幅に減少する可能性があります。また、新型定期預金では元本割れのリスクもあるため、解約前に十分な検討が必要です。資金計画を立てる際には、急な出費にも対応できるよう、流動性の高い資産とのバランスを考慮することが重要です。
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