積立預金とは？口座1つでもお金を目的別に貯める方法と活用術

「趣味のお金を分けて貯めたい」「口座は1つしかないけど目的別に管理したい」といった悩みを持つ人にとって、積立預金はとても便利な手段です。今回は、銀行口座が1つしかない場合でも活用できる積立預金の仕組みや、代替案も含めた上手なお金の管理方法をご紹介します。

積立預金とは？基本的なしくみを解説

積立預金とは、普通預金口座から毎月一定の金額を自動的に引き落とし、専用の積立預金口座に貯めていく仕組みです。多くの銀行で提供されており、申し込み時に金額・日付・期間を設定することで自動的に運用されます。

この積立預金は、目的に応じて「旅行用」「趣味用」などと名前を付けて管理できる場合もあり、使い分けにとても便利です。

積立預金に設定した金額は、通常の普通預金口座から自動で引き落とされた後、銀行内の別の「積立預金口座」に移されます。

この積立預金口座は非表示のこともありますが、通帳やアプリで別項目として表示されるため、管理がしやすくなっています。

多くの銀行では「新たな口座開設は理由が必要」とされる場合がありますが、積立預金なら既存口座のままで目的別の貯金が可能です。

例えば、三菱UFJ銀行の「スーパー定期積立」や、ゆうちょ銀行の「自動積立定額貯金」などは、1つの口座から自動で振替が可能で、目的を分けるのに適しています。

例えば「毎月5,000円ずつフィギュア購入用に貯めたい」と思った場合、積立預金で自動的に引き落とし設定をし、そのお金を引き出さずに貯め続けます。

これにより、趣味資金と生活資金が混ざらず、いつの間にか使ってしまうことを防げます。

銀行によっては、1つの口座内で目的別に「バーチャル口座」や「貯金箱機能」を持たせられるサービスがあります。例えば楽天銀行の「目的別口座」や、みんなの銀行の「ボックス機能」などです。

また、家計簿アプリ「OsidOri（オシドリ）」や「finbee（フィンビー）」などを使えば、銀行口座と連携して自動貯金や目標管理も可能です。

口座が1つしかなくても、積立預金を活用すれば、目的別にお金を貯めることは十分に可能です。自動で引き落とされて貯金できるので、意識しなくても計画的に資金を分けられます。さらに、サブ口座機能や貯金アプリの利用も視野に入れて、より効率的にお金を管理していきましょう。