車両を予備検査後に本登録する際は、複数の費用が発生します。特に税金関係や登録諸費用などは事前に把握しておくことで、予算オーバーを防ぐことができます。本記事では、日産ノートのようなコンパクトカーを例に、予備検査後の本登録にかかる費用の目安とその内訳をわかりやすく解説します。
予備検査と本登録の違いとは?
まず基本として、予備検査とは、車両が道路運送車両法に基づいた保安基準に適合しているかを確認する検査です。一方で、本登録はナンバーの交付を含めた正式な登録手続きで、車検証の交付や税金の支払いが発生します。
予備検査を受けた車両は、そのままでは公道を走れないため、ナンバーを取得し正式に使用するためには本登録が必要になります。
本登録時にかかる主な費用の内訳
本登録の際には以下のような費用が発生します。
- 自動車重量税:車両重量に応じて決まり、ノートの場合は年間7,500円(エコカー減税なしの場合)程度
- 自賠責保険料:通常は25ヶ月で約17,650円(2024年度基準)
- 自動車税(種別割):登録月に応じた月割り計算。ノート(1.2L程度)なら年額29,500円。4月登録であれば約29,500円、9月なら約14,750円程度
- 登録手数料:ナンバー代含め約2,000円〜3,000円
以上の合計で、おおむね5万円前後〜6万円強が目安となります。
実例:日産ノートでの登録費用モデルケース
例えば、2024年4月に予備検査済みのノート(1.2L/新車)を本登録した場合の費用例は以下の通りです。
費用項目 | 金額(概算) |
---|---|
自動車重量税 | 7,500円 |
自賠責保険(25ヶ月) | 17,650円 |
自動車税(種別割) | 29,500円 |
登録手数料・ナンバー代 | 2,500円 |
合計 | 57,150円 |
このように、税金や法定費用だけでも5万円台半ばになることが多いため、5〜6万円の予算感は現実的です。
注意したいその他の追加費用
上記に加えて、任意保険への加入やリサイクル料金の預託などが別途必要なケースもあります。これらは使用者や販売店との契約内容によって異なるため、事前に確認が必要です。
また、業者に登録代行を依頼する場合は、さらに1万円〜2万円程度の手数料が追加される場合があります。自身で陸運局へ行って手続きすればその分は節約可能です。
まとめ:本登録費用は5〜6万円が目安、内訳を理解して準備しよう
予備検査後の本登録には、自動車重量税や自賠責保険、自動車税(種別割)などの法定費用がかかり、ノートのような普通のコンパクトカーであれば概ね5〜6万円が現実的な目安です。
余裕を持った資金準備と、必要書類・費用の事前確認によって、スムーズな登録手続きが可能になります。必要に応じて登録代行やディーラーのサポートも活用しましょう。
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