送金画面の個人情報を誤って送信したときのリスクと対策

ネットバンキング

X(旧Twitter)などのSNSでの個人間取引では、つい気が緩んで個人情報を共有してしまうことがあります。特に送金画面の共有は慎重に行う必要があります。この記事では、送ってしまった情報がどのようなリスクになるのか、今後どのように気をつければいいのかを解説します。

送信してしまった情報に含まれるリスクとは

送金画面には「氏名(カタカナ)」「銀行口座番号」「電話番号」などが記載されていることが多く、これらはいずれも個人情報保護の観点からは漏洩しないように注意すべき情報です。

特に電話番号は、悪意のある第三者に知られると、スパムやフィッシング詐欺の標的になる可能性があります。また、口座番号や名前の情報は、フィッシング詐欺やなりすまし行為に使われるリスクもゼロではありません。

今回のケースでのリスク評価

お取引相手が信頼できる人物であり、DMも削除済みであるとのことであれば、現時点で実害が出る可能性は低いと考えられます。とはいえ、情報は一度でもネット上に送った時点でコピーされる可能性があるため、警戒はしておきましょう。

念のため、次の行動を取っておくと安心です。

  • 電話番号に不審なSMSや着信が来ていないか注意する
  • 銀行口座に不審な引き落としがないか定期的にチェックする
  • 可能であれば銀行口座の名義を変更または利用停止の検討をする

送金画面を送る際の正しいマスキング方法

送金内容のスクリーンショットを送る場合、以下の項目はモザイクや塗りつぶしなどで隠すのがベストです。

  • 電話番号
  • 口座番号
  • 振込人名義(氏名)
  • 取引明細番号

ツールとしては、スマホの「写真編集」機能や、無料の画像加工アプリで簡単にマスキングできます。

より安全な個人取引のための対策

今後も安心して取引をするために、以下の点に注意してください。

  • 取引はできるだけ匿名性のある決済方法(例:PayPay送金やメルカリのかんたん決済)を使う
  • LINEやXなどのSNSではなく、フリマアプリなどプラットフォームを通した取引を利用する
  • スクショを送る際には、必ず事前に確認し、個人情報が写っていないことを二重でチェックする

まとめ

今回は、相手が信用できる人物でありDMも削除されたとのことで、重大なリスクには発展しない可能性が高いと考えられます。しかし、今後同じことを繰り返さないためには、「送る前に確認する習慣」を身につけることが大切です。慎重な情報管理が、安心安全な取引につながります。

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