全国のセブンイレブンに設置されているセブン銀行ATMは、さまざまな金融機関の取引に対応しています。しかし、セブン銀行ATM自体が「貯金用口座」として利用できるのか、メインの通帳として使えるのか気になる方も多いでしょう。本記事では、セブン銀行ATMの機能と、メイン口座としての利用の可否について詳しく解説します。
セブン銀行ATMとは?
セブン銀行ATMは、セブン銀行が提供するATMサービスで、全国のセブンイレブンや一部の商業施設に設置されています。特徴は以下の通りです。
- 24時間365日利用可能(一部の金融機関ではメンテナンス時間あり)
- 約600以上の金融機関の取引に対応
- 現金の預け入れ・引き出しができる
- カードローンや振込にも対応
ただし、セブン銀行ATMを通帳代わりに使えるかどうかは、利用目的によって異なります。
セブン銀行ATMで預金・貯金はできる?
セブン銀行ATMは、多くの金融機関の預金・貯金に対応しており、「預金を貯める」という使い方は可能です。
1. セブン銀行口座での預金
セブン銀行には、個人向けの「セブン銀行口座」があり、この口座を開設すると、ATMで以下の取引が可能になります。
- 現金の預け入れ・引き出し
- セブン銀行同士の振込
- 他行への振込(手数料あり)
- デビットカード機能付きキャッシュカードの利用
また、セブン銀行のキャッシュカードは、ネット銀行としても利用でき、スマホアプリから残高確認や振込も行えます。
2. 他の銀行口座への預金
セブン銀行ATMは、メガバンク・地方銀行・信用金庫・ネット銀行など多くの金融機関の入出金に対応しています。そのため、メインバンクの口座をセブン銀行ATMで管理することも可能です。
例えば、以下のような銀行口座に対応しています(一例)。
- 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行
- 楽天銀行、住信SBIネット銀行、PayPay銀行
- ゆうちょ銀行、地方銀行、信用金庫
ただし、一部の銀行では、入出金に手数料がかかることがあるため、無料の時間帯や条件を事前に確認することをおすすめします。
セブン銀行をメイン口座として使うメリットとデメリット
セブン銀行は、ネット銀行としての機能も備えており、メインの通帳代わりに使うことも可能ですが、メリットとデメリットがあります。
メリット
- 全国のセブン銀行ATMで24時間利用可能
- キャッシュカードにデビット機能が付いている(JCBデビット)
- ネットバンキングで口座管理ができる
- 給与振込や公共料金の引き落としも対応
デメリット
- 通帳は発行されない(すべてオンライン管理)
- 振込手数料が他のネット銀行に比べて高め
- 定期預金の金利が低い
- 他行ATM利用時の手数料がかかる場合がある
そのため、通帳がなくても問題なく管理できる人には向いている一方、紙の通帳が必要な場合や振込を頻繁に行う人にはやや不向きといえます。
セブン銀行ATMをメインの口座として利用できるか?
セブン銀行ATMは、他の銀行口座とも連携できるため、「ATMとしての利用」は非常に便利です。しかし、セブン銀行自体をメイン口座として使うかどうかは、用途次第です。
メイン口座として向いている人
- 通帳不要でスマホやネットバンキングで管理できる
- 現金の出し入れが多く、セブン銀行ATMを頻繁に利用する
- JCBデビットカードを活用したい
メイン口座として不向きな人
- 紙の通帳が必要(記帳をしたい)
- 振込手数料をできるだけ抑えたい
- 金利の高い定期預金を利用したい
また、給与振込口座として利用できるかどうかは、勤務先の対応によるため、事前に確認が必要です。
まとめ
セブン銀行ATMは、多くの銀行口座の預金・貯金に対応しており、便利に利用できます。
- セブン銀行の口座を開設すれば、メインの貯金口座として利用可能
- 他の銀行の口座もATMで利用できるが、手数料に注意が必要
- 通帳は発行されないため、オンライン管理に慣れている人向け
セブン銀行ATMは全国に設置されており、利便性が高いですが、利用目的に応じてメイン口座として使うかどうかを検討するのがよいでしょう。
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