大学卒業後、4月から就職する予定の方にとって、住民票の移動と健康保険の切り替えは重要な手続きの一つです。特に、3月に住民票を移した場合、4月の入社までの1ヶ月間、国民健康保険に加入する必要があるのか気になる方も多いでしょう。本記事では、その疑問を詳しく解説します。
1. 住民票を移すと健康保険はどうなる?
現在、親の健康保険の扶養に入っている場合、住民票を移したからといって直ちに扶養から外れるわけではありません。しかし、卒業後は以下のような流れになります。
扶養から外れるタイミング
- 大学卒業後(3月末)で扶養資格を喪失する可能性が高い
- 健康保険組合によっては、4月に入社し新しい保険に加入するまで扶養に入れる場合もある
- 念のため、親の勤務先の健康保険組合に確認するのがおすすめ
2. 3月の1ヶ月間は国民健康保険に加入する必要がある?
もし親の扶養から外れた場合、3月のみ健康保険の加入が必要になる可能性があります。その際、以下の選択肢があります。
① 国民健康保険に加入する
住民票を新住所に移すと、親の健康保険から自動的に外れるケースが多いため、その場合は国民健康保険に加入する必要があります。加入手続きは、住民票を移した市区町村の役所で行います。
② 卒業まで扶養に入れるか確認する
健康保険組合によっては、3月末まで扶養として継続できる場合もあります。親の勤務先の健康保険組合に確認し、3月中に扶養が維持されるならば、国民健康保険への加入は不要です。
3. 1ヶ月だけ国民健康保険に加入できる?
国民健康保険は1ヶ月だけの加入も可能ですが、手続きが必要です。
- 加入は住民票を移した自治体の役所で行う
- 保険料は自治体によって異なるが、1ヶ月分でも支払う必要がある
- 4月から就職し会社の健康保険に加入したら、国民健康保険の脱退手続きを忘れずに行う
また、自治体によっては国民健康保険の保険料が所得に応じた金額になるため、前年の収入が高いと保険料が割高になる可能性があります。
4. まとめ
- 住民票を移すだけでは即座に親の健康保険の扶養から外れるわけではない
- 卒業に伴い扶養から外れた場合、3月のみ健康保険に加入する必要がある
- 国民健康保険は1ヶ月だけ加入できるが、保険料がかかる
- 親の健康保険組合に、3月末まで扶養継続が可能か確認するのがおすすめ
- 4月からの新しい職場で健康保険に加入後は、国民健康保険の脱退手続きを忘れずに
不明な点がある場合は、親の健康保険組合や市区町村の役所に相談してみましょう。
コメント