毎月クレジットカードで身に覚えのない決済が行われている場合、解約すれば支払いが止まるのか気になる方も多いでしょう。本記事では、クレジットカードを解約した場合の支払いの継続可否や、不明な請求を止めるための適切な対処法について解説します。
クレジットカードの解約で支払いは止まるのか?
クレジットカードを解約した場合でも、すでに契約している定期支払い(サブスクリプションなど)が自動的に停止するわけではありません。なぜなら、カード解約後も未払いの請求は継続する可能性があるからです。
特に、以下のようなケースでは、カードを解約しても支払いが発生する可能性があります。
- サブスクリプションサービスの契約が続いている(Netflix、Amazon Primeなど)
- 利用規約により、別の支払い方法に自動で移行される
- 解約時に未払いの請求がある
つまり、「カードを解約すればすべての支払いが止まるわけではない」ため、適切な手続きを行うことが重要です。
不明なカード決済の原因を特定する方法
クレジットカードの明細に覚えのない請求がある場合、まずは支払いの内容を特定することが大切です。以下の方法で、何の支払いなのかを確認しましょう。
- カード明細を確認する – 取引の詳細をオンライン明細や利用履歴でチェックする。
- 加盟店の名前を検索する – 利用明細に記載されている会社名が略称の場合、Googleなどで検索して正式なサービスを特定。
- 過去に登録したサブスクリプションを確認する – Spotify、Netflix、Amazon、Appleなどの定期課金サービスの登録状況をチェック。
- カード会社に問い合わせる – どうしても分からない場合は、カード会社に問い合わせて詳細を確認する。
特に、無料期間後に自動課金されるサブスクリプションは見落としがちなので、過去に試したサービスも確認してみましょう。
不明な請求を止めるための具体的な対処法
不明な請求を停止するための対処方法を紹介します。
① サブスクリプションを解約する
定期課金のサービスが原因の場合、直接そのサービスのアカウントにログインし、支払い情報を削除するか、契約を解約することが必要です。
- Appleのサブスクリプション解除 → Apple公式ガイド
- Google Playのサブスクリプション解除 → Google Play公式ガイド
② カード会社に支払い停止を依頼する
不正な請求の可能性がある場合は、すぐにカード会社に連絡し、支払いの停止やチャージバック(返金)を依頼しましょう。
- VISA、Mastercard、JCBなどの国際ブランドのカードは、規約に基づいて不正請求を取り消せる可能性があります。
- カードの再発行を行うことで、今後の不正請求を防ぐことも可能です。
③ カード情報を変更する
カードを完全に解約するのではなく、カード番号を変更することで、不要な支払いを停止できることがあります。カード会社に相談し、新しいカード番号に変更できるか確認してみましょう。
まとめ|クレジットカード解約前に適切な対応を
クレジットカードを解約しても、未払いの請求や定期課金は止まらないことが多いため、事前に適切な手続きを行うことが重要です。
- カード解約だけでは、すべての支払いが止まるわけではない。
- カード明細を確認し、不明な請求の原因を特定する。
- サブスクリプションはアカウントから解約する必要がある。
- カード会社に相談し、支払い停止やカード番号変更の手続きを検討する。
カードの不正請求や不明な決済を防ぐためにも、定期的に明細を確認し、不要なサブスクリプションは早めに解約する習慣をつけると良いでしょう。
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