確定申告の際に必要となる国民年金保険料の支払額通知(控除証明書)が届かないと不安になりますよね。本記事では、国民年金保険料の支払額通知がどのように届くのか、また届かない場合の対処法について詳しく解説します。
国民年金保険料の支払額通知とは?
国民年金を納付した人には、確定申告や年末調整で社会保険料控除を受けるための「社会保険料(国民年金保険料)控除証明書」が送付されます。
この控除証明書には、前年に納付した国民年金保険料の合計額が記載されており、確定申告の際に使用します。
控除証明書はいつ届く?
国民年金保険料の控除証明書は、日本年金機構から毎年10月下旬~11月上旬頃に発送されます。
ただし、11月以降に納付した場合は、翌年の1月下旬頃に追加の控除証明書が送付されることがあります。
控除証明書の発送時期まとめ
納付期間 | 証明書の発送時期 |
---|---|
1月~9月に納付 | 10月下旬~11月上旬 |
10月~12月に納付 | 1月下旬 |
控除証明書が届かない場合の対処法
控除証明書が届かない場合は、以下の可能性があります。
① 住所変更をしていない
証明書は、日本年金機構に登録されている住所に送付されます。
引っ越しなどで住所変更をしていない場合、古い住所に送付されている可能性があります。
この場合、市区町村役場や年金事務所で住所変更の手続きを行い、再発行を依頼しましょう。
② 口座振替やクレジットカード払いの場合
口座振替やクレジットカード払いで年金を納付している場合、控除証明書の送付が遅れることがあります。
特に、12月に年金を納付した場合、支払い処理が翌年になることがあり、証明書の発送が遅れるケースもあります。
③ 証明書の発行を忘れている
日本年金機構では自動的に控除証明書を発行しますが、まれに手続き上のミスで送付されないことがあります。
その場合、年金事務所に問い合わせて再発行を依頼しましょう。
控除証明書の再発行方法
控除証明書が届かない場合、以下の方法で再発行できます。
① 年金事務所に電話で依頼
最寄りの年金事務所に電話で問い合わせることで、控除証明書の再発行が可能です。
問い合わせ時に必要な情報。
- 基礎年金番号
- 氏名・生年月日
- 住所
- 納付方法(口座振替・現金払いなど)
② 日本年金機構のウェブサイトで再発行申請
日本年金機構の公式サイトで、控除証明書の再発行を申請できます。
申請ページ:日本年金機構公式サイト
③ 直接年金事務所に行く
お急ぎの場合は、最寄りの年金事務所に直接行って再発行を依頼することも可能です。本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)を持参しましょう。
確定申告に必要なその他の書類
確定申告で控除を受けるためには、以下の書類も準備しておきましょう。
- 源泉徴収票(会社員の場合)
- 国民健康保険料の納付証明書
- 医療費控除を申請する場合は、医療費の領収書
- 小規模企業共済等掛金払込証明書(iDeCoなどに加入している場合)
まとめ
- 国民年金保険料の控除証明書は、10月下旬~11月上旬に郵送される。
- 証明書が届かない場合、住所変更や納付方法を確認し、必要に応じて再発行を依頼する。
- 再発行は、年金事務所に電話・ウェブ申請・直接訪問の3つの方法で可能。
- 確定申告の際は、他の控除証明書(健康保険・iDeCoなど)も準備しておく。
確定申告の準備をスムーズに進めるために、早めに控除証明書を確認し、必要に応じて再発行を依頼しましょう。
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