冷えたお風呂の湯を温めるには?熱湯を足す vs. 入れ直しの時間と節約効果を比較

家計、節約

冬場などでお風呂のお湯が完全に冷めてしまった場合、「熱湯を足して温める」のと「新しくお湯を入れ直す」のどちらが早く、また節約になるのでしょうか?

追い炊き機能がない灯油式の給湯器を使用している場合、どちらの方法が最適かを検証してみましょう。

熱湯を足す vs. 入れ直す:どちらが早い?

お湯を温めるのにかかる時間は、使用するお湯の量と温度差によって変わります。

1. 熱湯を足して温める場合

冷えた浴槽の水(約200L、15℃)を42℃まで温めるとします。

一般的な給湯器では、60℃~80℃の熱湯を蛇口から出すことができます。この熱湯を加えることで、浴槽内の温度を上げることが可能です。

時間の目安:

  • 60℃のお湯を入れてかき混ぜる → 約20~30分
  • 80℃のお湯を入れてかき混ぜる → 約15~25分

ただし、浴槽全体の温度を均一にするには、しっかりと撹拌(混ぜる)する必要があります。

2. 水を抜いて入れ直す場合

冷えた水を抜き、新たにお湯を入れる場合、一般的な家庭用給湯器の給湯速度は毎分約10L~15Lです。

浴槽に約200Lのお湯を張るには、13~20分程度かかる計算になります。

時間の目安:

  • 給湯温度を42℃に設定して入れ直す → 約15~20分

どちらが早い?

一般的な家庭用給湯器を使用した場合、新しくお湯を入れ直す方が早い傾向があります。

特に、追い炊き機能がない場合は、熱湯を足して温めるよりも新しくお湯を張る方が効率的です。

節約になるのはどちら?

お湯を温める際のコストは、使用する水の量と給湯器の燃料代によって異なります。

1. 熱湯を足して温める場合のコスト

例えば、80℃の熱湯を100L足して浴槽の水を温めた場合、ガスや電気の使用量が増えるため、コストは高めになります。

灯油式給湯器の場合のコスト:

  • 給湯温度 80℃ → 約1リットルの灯油消費
  • 灯油価格 110円/L(変動あり)
  • 100Lの熱湯を作るコスト:約110円

2. 新しくお湯を入れ直す場合のコスト

新しくお湯を入れる場合は、200Lの42℃のお湯を作る必要があります。

灯油式給湯器の場合のコスト:

  • 200Lの給湯 → 約2リットルの灯油消費
  • 灯油価格 110円/L(変動あり)
  • 200Lの新湯を作るコスト:約220円

どちらが節約になる?

灯油価格や使用量にもよりますが、節約を重視する場合は、熱湯を足す方がコストが低くなりやすいです。

ただし、熱湯を足す方法は時間がかかるため、急ぎの場合はお湯を入れ直した方が現実的でしょう。

結論:どちらを選ぶべきか?

「時間を優先するか」「コストを抑えるか」によって最適な方法が異なります。

方法 時間 コスト おすすめのケース
熱湯を足して温める 20~30分 約110円 節約を重視したい場合
新しくお湯を入れ直す 15~20分 約220円 すぐに入浴したい場合

まとめ:状況に応じて使い分けよう

冷えたお風呂の湯を温める方法には、「熱湯を足して温める」「新しくお湯を入れ直す」の2つの選択肢があります。

どちらを選ぶべきか?

  • 節約したいなら → 熱湯を足して温める
  • すぐに入りたいなら → お湯を入れ直す

お風呂を快適に利用するために、状況に応じて最適な方法を選びましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました