中古車を購入する際、オートローンと銀行のマイカーローンの選択に迷う方が多いです。特に、オートローンを利用すると値引きが適用される場合がありますが、その利率や総支払額がどれほど高くなるかは、事前にしっかり理解しておく必要があります。この記事では、オートローンと銀行ローンの違い、利率や総額の比較方法について詳しく解説します。
1. オートローンと銀行ローンの基本的な違い
オートローンとは、自動車を購入するために特化したローンで、主にディーラーや中古車販売店が提供しています。一方、銀行ローン(マイカーローン)は、銀行が提供する一般的なローンで、資金使途が自動車購入に限られるわけではありません。
オートローンは、その販売店やディーラーと契約を結ぶため、販売店独自の金利や返済条件が適用されることが多く、特に購入時に値引きが適用される場合があります。しかし、この値引きの代償として金利が高くなることがあり、総支払額が予想以上に増えることもあります。
2. オートローンの利率と総支払額の確認方法
中古車販売店が提供するオートローンは、銀行ローンに比べて金利が高く設定されていることが一般的です。質問者が記載した「金利総額70万」というのは、おそらくローンの元本に対する利息を含めた総支払額で、実際に支払う金額が予想よりもかなり高くなる可能性があります。
具体的な支払い額を比較するには、まず元本、金利、返済期間を正確に把握し、返済額がどれくらいになるかをシミュレーションしてみることが重要です。また、販売店のオートローンは短期間で返済することを前提としている場合も多いため、月々の支払い額が大きくなることがあります。
3. 銀行ローン(マイカーローン)の利点と注意点
銀行のマイカーローンは、通常、オートローンよりも金利が低く設定されています。そのため、総支払額が少なく済む可能性が高いです。ただし、銀行ローンを利用する場合、販売店の値引きが適用されないことが多く、車両価格が高くなることがあります。
また、銀行からマイカーローンを借りる場合は、審査が厳しくなる可能性がありますが、金利や返済条件が柔軟なことが多いため、長期的に見てコストパフォーマンスが良い場合もあります。
4. オートローンの一括返済とその手続き
質問者が記載している「オートローンを1回でも支払った後に銀行ローンで一括返済」という方法は、よくある選択肢です。実際にオートローンを1回支払い、その後で銀行ローンに切り替えることで、銀行の低金利を活用し、オートローンの高金利部分を避けることができます。
ただし、この方法には「違約金」や手数料が発生する場合があります。質問者が言う通り、「違約金3万円程度」とありますが、これはオートローンの契約内容によって異なるため、契約前に必ず確認することが重要です。
5. 78分法とその意味について
78分法(または78割法)は、金融商品における利息計算方法の一つで、元本と利息を合計した額を定められた期間で割り、月々の支払額を算出する方法です。オートローンでは、実際の支払額に対してこの計算方法が適用されていることがあります。
78分法が使われると、月々の支払い額が予想以上に高くなることがありますので、契約前にしっかりとシミュレーションしておきましょう。詳細な計算については、販売店や金融機関に確認を取り、しっかり理解したうえで契約を結ぶことが大切です。
6. まとめ: オートローンと銀行ローン、どちらが良いか
オートローンと銀行のマイカーローンにはそれぞれ利点と欠点があります。オートローンは、値引きが適用されることがあり、手続きが簡単で即日融資が可能ですが、金利が高くなりがちです。一方、銀行のマイカーローンは金利が低く、総支払額を抑えられる可能性がありますが、審査が厳しく、購入時に値引きが適用されないことがあります。
どちらを選ぶかは、車両価格、月々の支払い額、金利などをしっかり比較し、自分にとって最も有利な選択をすることが重要です。また、オートローンを後から銀行ローンに切り替える方法もありますが、その際の手数料や違約金についても注意しておきましょう。
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