クレジットカードを複数枚持っていて、片方のカードでキャッシングを行い、翌月にもう一方で返済するという方法で、永続的に資金繰りを行うことはできるのでしょうか?この記事では、そのようなキャッシングの繰り返しが可能かどうか、またそのリスクや注意点について詳しく解説します。
1. クレジットカードのキャッシングの仕組みとは?
クレジットカードのキャッシングは、カード会社から現金を借りるサービスです。多くのカード会社では、キャッシング額に対して金利が設定されており、借りた金額に応じて利息が発生します。通常、金利は利用期間が長くなるほど高くなる傾向があります。
キャッシングは、短期的な資金繰りには便利ですが、長期間にわたって繰り返し利用することにはリスクが伴います。
2. キャッシングの繰り返しが可能か?
キャッシングを繰り返すこと自体は技術的には可能ですが、カード会社がそれを許容するかどうかは別の問題です。カード会社は、返済能力が低いと判断した場合、借入限度額を変更したり、キャッシングを制限したりすることがあります。
また、キャッシングを繰り返すことで、実際に返済が遅れていると判断され、信用情報に悪影響を及ぼすこともあります。これが続けば、最終的にはカードの利用停止や、ブラックリストに載る可能性も出てきます。
3. 手数料と金利の増加
キャッシングを繰り返すことで最も注意しなければならないのは、高額な金利と手数料です。カードのキャッシング金利は通常のショッピング金利よりも高く設定されており、利息が膨らむ原因となります。
例えば、もし月利1.5%でキャッシングを行うと、年利18%にもなります。仮に借りた金額を翌月に返済せずに、繰り返しキャッシングを行うと、利息がどんどん加算され、最終的に元本を超えることもあり得ます。
4. クレジットカード会社に目をつけられるリスク
クレジットカード会社は、キャッシングを繰り返す利用者に対して注意を払うことがあります。特に、リボ払いを利用した場合や、最小返済額しか支払っていない場合は、「返済能力に問題がある」とみなされる可能性があります。
カード会社によっては、定期的に利用状況をチェックし、繰り返しキャッシングしている場合は、信用情報に基づいて、クレジットカードの利用限度額を減らしたり、カード自体を停止する場合もあります。
5. まとめ:キャッシングの繰り返しはリスクを伴う
クレジットカードでのキャッシングを繰り返すことは、短期的な資金調達としては便利ですが、長期的には金利や手数料がかさみ、返済の負担が増えるリスクがあります。また、カード会社に目をつけられ、最終的にはカードの利用停止や信用情報への悪影響が出る可能性もあります。
キャッシングを繰り返すことは避け、無理のない返済計画を立て、カード会社との関係を良好に保つことが重要です。万が一、資金繰りに困った場合は、他の金融商品や借り換えを検討する方が賢明かもしれません。
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