年末調整で保険料控除を申請する際、控除証明書の金額が複数種類あるとどの金額を使えば良いか悩むこともあります。特に、医療保険とがん保険、そして子どもを含む契約内容がある場合は、複雑に感じるかもしれません。本記事では、控除の対象となる金額の見方や記入方法について解説します。
医療保険・がん保険の申請額について
保険料控除には、それぞれの保険の支払額に基づいた控除額が設けられています。今回のケースでは、医療保険が約39,000円、がん保険が約35,000円と記載されています。これらは「介護医療保険料控除」の対象であり、両方の支払額を合算して申請します。
例えば、39,000円 + 35,000円 = 74,000円として「介護医療保険料控除」の申告額として入力することで、最大限の控除を受けることが可能です。
一般生命保険料控除の申請方法
「一般生命保険料控除」は、生命保険契約が該当する保険料に適用されます。別の保険で契約者が親であり、お子さまも加入している場合、その契約に含まれる「一般生命保険料控除」の支払額が記載されています。
この場合、保険証明書の「一般生命保険料控除」の金額をそのまま記入します。複数の契約がある場合も全ての契約額を合計して記入します。
介護医療保険料控除と一般生命保険料控除の区分に注意
保険料控除には、「一般生命保険料控除」と「介護医療保険料控除」の2つがあるため、それぞれ対応する保険種類に基づいて記入する必要があります。医療保険やがん保険は「介護医療保険料控除」の対象となり、一般の生命保険は「一般生命保険料控除」の対象です。
証明書の該当欄を確認し、各項目ごとに申告額を入力することで、年末調整の際に適切に控除を受けられます。
どの項目に記入するかを迷わないために
年末調整の入力フォームでは、控除の種類が分かれているため、証明書に記載の区分に合わせて記入しましょう。「介護医療保険料控除」と「一般生命保険料控除」のそれぞれに金額を分けて記載することで、正しく申告が行えます。
また、支払い金額が同じ控除種類に複数ある場合は、合計額を記入します。
まとめ|年末調整での保険料控除を正しく申告する
年末調整での保険料控除は、契約している保険の種類に応じて申請額を正確に記入することが大切です。「介護医療保険料控除」と「一般生命保険料控除」の該当金額を確認し、それぞれに合算して入力することで、控除の恩恵を最大限に受けることができます。
迷った際は、控除証明書に記載されている内容をよく確認し、適切に対応しましょう。
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