保険料控除申告書の正しい書き方:がん保険と医療保険の受取人指定方法

生命保険

年末調整で提出する保険料控除申告書の記入について、がん保険や医療保険の受取人に関する記入方法がわからない方も多いと思います。今回は、がん保険と医療保険の受取人についての記入例をもとに、申告書の正しい書き方をわかりやすくご紹介します。

保険料控除申告書の記入の基本

保険料控除申告書は、年末調整において税控除の対象となる保険料を申告するためのものです。生命保険、医療保険、がん保険などの加入状況や受取人を記載する必要があります。受取人の氏名や続柄の記入は税務上の控除にも関わるため、正確に記入することが大切です。

がん保険の受取人欄の記入方法

がん保険の場合、質問のケースでは給付金受取人が本人となっています。そのため、保険料控除申告書の「受取人氏名」には「本人」と記入することで問題ありません。また、指定代理請求人がご姉妹の場合も、その点は控除申告書には記入不要ですので、受取人だけ記載すれば十分です。

医療保険の受取人欄の記入方法

医療保険においても、質問のケースでは死亡保険金の受取人が姉で、給付金や高度障害保険金の受取人は本人になっています。この場合も「本人」と記入すれば問題ありません。ただし、万が一死亡保険金が発生した場合の受取人が姉となっている点には注意が必要ですが、通常の控除申告書には死亡保険金受取人の続柄までを記載する必要はありません。

指定代理請求人についての記入は不要

控除申告書には、指定代理請求人の情報を記入する欄は設けられていません。指定代理請求人は、被保険者が給付金請求ができない場合に代わりに請求する方であり、保険料控除とは関係がないためです。そのため、申告書には受取人だけを記載するようにしましょう。

まとめ:正確な受取人の記入で年末調整をスムーズに

保険料控除申告書には、各保険契約の受取人情報を正確に記載することが重要です。がん保険も医療保険も、受取人が本人であれば「本人」と記載すれば問題ありません。万が一の備えも踏まえつつ、年末調整がスムーズに進むよう、確認しながら記入していきましょう。

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