中学生でも分かる！可処分所得と非可処分所得の保険の違いとテストでの見分け方

中学3年生の公民では、経済や社会の仕組みを学ぶ中で「可処分所得」や「保険」について触れることがよくあります。しかし、可処分所得に含まれる保険と非可処分所得に含まれる保険の違いがわかりにくいと感じることもあるでしょう。本記事では、その違いをわかりやすく解説し、テストでの見分け方を紹介します。

1. 可処分所得とは？

可処分所得とは、個人が自由に使うことができるお金のことです。これは、収入から税金や社会保険料を引いた後に残るお金で、食費や家賃、娯楽などに使われます。つまり、手元に残るお金と考えて良いでしょう。

例えば、月の収入が30万円で、その中から税金や社会保険料として5万円が引かれた場合、残りの25万円が可処分所得となります。

非可処分所得とは、税金や社会保険料など、個人が自由に使うことができないお金のことです。これらは国や自治体に強制的に支払うもので、所得があっても自分の意思で使うことができないため「非可処分」と呼ばれます。

社会保険料や所得税などがこれに当たります。

保険は大きく分けて、可処分所得に含まれる保険と非可処分所得に含まれる保険に分類できます。

可処分所得に含まれる保険: 自由に加入する保険、例えば生命保険や医療保険などです。これらは自分の意思で加入し、支払う保険料も可処分所得の中から支払われます。

非可処分所得に含まれる保険: 社会保険（健康保険や厚生年金など）が該当します。これらは法律で強制的に加入が義務付けられており、所得から自動的に引かれます。

テストで可処分所得に含まれる保険と非可処分所得に含まれる保険を見分けるポイントは、その保険が「自由に加入できるかどうか」です。もし、個人の判断で加入する保険であれば可処分所得に含まれます。反対に、加入が義務付けられている保険は非可処分所得に含まれます。

例として、生命保険や自動車保険は自分で選んで加入するため可処分所得に含まれますが、健康保険や年金保険は強制加入のため非可処分所得に含まれます。

可処分所得に含まれる保険は自分で選んで加入するもので、非可処分所得に含まれる保険は法律で強制されているものです。この違いを押さえておくことで、テストでの問題も解きやすくなります。ポイントは「自由に加入できるかどうか」ですので、しっかり理解しておきましょう。