夫婦間の収入状況の変化などによって、健康保険の扶養者を変更するケースがあります。その際に気になるのが、新しい健康保険の加入手続きと、以前の扶養削除手続きをどのタイミングで行うべきかという点です。この記事では、扶養変更時の一般的な流れや、資格確認証が届くまでの期間、医療機関を利用する際の注意点について解説します。
健康保険の扶養変更では加入手続きと削除手続きが必要
健康保険の扶養者をAの健康保険からBの健康保険へ変更する場合、基本的には新しく加入する健康保険での扶養認定手続きと、現在加入している健康保険での扶養削除手続きの両方が必要になります。
例えば、夫の勤務先の健康保険に入っていた人が、妻の勤務先の健康保険の扶養へ変更する場合、妻側の健康保険で扶養認定を受ける手続きと、夫側の健康保険から扶養を外す手続きを進めることになります。
この2つの手続きは別々の健康保険者が処理するため、必ずしも同じ日に完了したり、同じタイミングで書類が届いたりするとは限りません。
新しい健康保険の資格確認証が届くまでの期間
扶養加入の申請をしてから資格確認証などが発行されるまでの期間は、健康保険者や申請内容によって異なります。
書類に不備がなく、審査が早く進めば数日から1週間程度で届く場合もありますが、確認事項が多い場合や繁忙期にはさらに時間がかかることもあります。
一方で、以前加入していた健康保険の扶養削除手続きが完了する時期も健康保険者によって異なるため、新旧の手続きが同時に進まないことは珍しくありません。
先に扶養削除をすると病院利用で困る可能性がある理由
以前の健康保険の扶養削除を先に行うと、新しい健康保険の資格確認証が届くまでの間、一時的に健康保険の資格を確認できるものが手元にない状態になる可能性があります。
その期間に病院を受診すると、医療機関で健康保険情報を確認できず、一時的に医療費を全額負担する対応になる場合があります。
ただし、後から新しい健康保険の資格取得が確認できれば、払い戻しの手続きを行える場合があります。手続き方法は加入する健康保険者や医療機関によって異なります。
扶養削除のタイミングは新しい扶養認定後が安心な場合が多い
健康保険の空白期間を避けたい場合、新しい健康保険で扶養認定が完了し、資格確認証などが発行されたことを確認してから、以前の扶養削除を進める方法を取るケースがあります。
ただし、健康保険の扶養資格は実際に扶養条件を満たさなくなった日など、一定の基準日にさかのぼって喪失手続きを行う場合があります。
例えば、収入の変化によって7月1日から扶養変更の対象になっている場合、資格確認証が届いた日ではなく、7月1日付で旧健康保険の扶養資格を失う扱いになることもあります。
新旧の健康保険へ確認しておきたいポイント
扶養変更では、単純に書類が届く順番だけで判断するのではなく、それぞれの健康保険者へ確認することが大切です。
確認しておきたい内容は以下のようなものです。
- 新しい健康保険の扶養認定日
- 以前の健康保険の扶養削除日
- 資格確認証が届くまでの対応方法
- 医療機関を受診する場合の手続き
例えば、先に新しい健康保険へ加入申請をしていても、旧健康保険側で扶養削除届が必要になる場合があります。双方の案内を確認することで、手続きの行き違いを防ぐことができます。
まとめ
健康保険の扶養変更では、新しい健康保険への加入手続きと、以前の健康保険からの扶養削除手続きは別々に処理されるため、資格確認証などが届くタイミングがずれることはあります。
医療機関の利用に空白期間を作りたくない場合は、新しい健康保険の資格取得状況を確認しながら手続きを進めることが安心です。
ただし、扶養資格の変更日は実際の条件変更日にさかのぼる場合もあるため、最終的には加入している健康保険者へ確認し、自分の状況に合った手続きを行うことが重要です。


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