休職中に給与が減少する場合、健康保険から傷病手当金が支給されますが、これはあくまで標準報酬の2/3程度まで補填されるもので、満額の給与はカバーされません。就労不能保険(所得補償保険)に加入していれば、傷病手当金と併用して、より給与に近い補償を受けることが可能です。ここでは、傷病手当と就労不能保険の違いや補填の仕組み、加入のポイントについて解説します。
傷病手当金の基本
傷病手当金は、業務外の病気やケガで働けない場合に健康保険から支給される給付です。支給額は標準報酬日額の約2/3で、最長1年6ヶ月まで受け取ることができます。
なお、給与の全額が補填されるわけではなく、残りの1/3は自己負担となるため、生活費に不足が生じることがあります。
就労不能保険とは
就労不能保険(所得補償保険)は、病気やケガで働けない場合に、契約に応じた金額を保険会社から受け取れる保険です。給与に近い金額を日額や月額で補填するタイプが一般的です。
契約内容によっては、傷病手当金の支給分を差し引いて支払われる場合もありますが、差額補填として活用することで、実質的に給与全額に近い収入を確保することも可能です。
補償を受ける際の注意点
就労不能保険を利用する場合、給付開始までの待機期間や支給期間の制限があります。また、傷病手当金と同時に受け取る場合は、重複給付がないよう保険会社の規定に従う必要があります。
契約前に待機期間や支給額、保険料とのバランスを確認しておくことが大切です。
おすすめの保険と選び方
就労不能保険を選ぶ際は、以下のポイントに注目すると良いでしょう。
- 給付開始日と待機期間
- 日額または月額の補償額
- 傷病手当金との併用可否
- 保険料の負担と保障内容のバランス
勤務先で加入できる団体保険の所得補償特約や、民間保険会社の就労不能保険が選択肢となります。
まとめ
休職時に給与を補填するためには、傷病手当金だけでは不足する場合があります。就労不能保険に加入していれば、傷病手当金を補完して、より給与に近い収入を確保できます。契約内容を確認し、待機期間や補償額を把握しておくことが安心です。


コメント