自動車保険の13ヶ月ルールで等級は本当にリセットされる?事故あり契約の6等級再スタート条件を徹底解説

自動車保険

自動車保険の等級制度では、事故を起こして保険を使うと翌年の等級が下がり、保険料が大きく上がることがあります。そのため、「いったん保険を切って13ヶ月以上空ければ、事故歴をリセットできる」という話を耳にしたことがある人も多いでしょう。

特に3等級ダウン事故を起こした場合、数年間は事故有係数が適用されるため、保険料負担はかなり重くなります。

この記事では、自動車保険のいわゆる「13ヶ月ルール」について、満期日からの計算方法や、事故歴がどう扱われるのかをわかりやすく解説します。

自動車保険の「13ヶ月ルール」とは?

任意保険の等級は、通常であれば前契約から引き継がれます。

しかし、前契約終了後に一定期間保険契約が存在しない場合、等級継承権が消滅し、新規契約扱いになる制度があります。

一般的にこれが「13ヶ月ルール」と呼ばれています。

状況 等級扱い
前契約から13ヶ月未満 旧等級引継ぎ
前契約から13ヶ月超 新規6等級扱いの可能性

重要なのは「事故日」ではなく、「前契約の満期日または解約日」を基準に計算される点です。

13ヶ月の起算日は「事故日」ではない

よく誤解されやすいのが、「事故から13ヶ月経てばリセットされる」という認識です。

実際には、等級継承の基準は事故日ではありません。

通常は以下を基準に計算されます。

  • 満期日の翌日
  • または解約日の翌日

つまり、今回のように2025年5月1日満期の場合、多くのケースでは2025年5月2日からカウント開始となります。

そのため、13ヶ月経過後となる2026年6月2日以降であれば、新規契約扱いになる可能性が高いという考え方になります。

本当に事故歴は「消える」のか?

ここで注意したいのが、「等級継承権が消える」と「事故そのものの履歴が完全消滅する」は少し意味が異なる点です。

一般的には、13ヶ月超の空白期間があると、ノンフリート等級の引継ぎは行われなくなります。

その結果、多くの場合は新規6等級(6S等級)での契約になります。

ただし、保険会社によっては過去の契約歴や事故情報を内部管理している場合があります。

「完全に何もなかった扱い」になるとは限らず、引受審査に影響する可能性はゼロではありません。

6S等級とは何か?

新規契約時によく出てくる「6S等級」は、新規契約者向けの等級区分です。

一般的な6等級との違いは、事故有係数適用期間などの条件が異なる点です。

通常、新規契約では以下のような扱いになります。

契約形態 等級
人生初契約 6S等級
13ヶ月超空白後 6S扱いになるケースあり
中断証明使用 旧等級引継ぎ

なお、「S」は新規契約区分を意味しており、通常の6等級とは細かな割引率が異なる場合があります。

注意したい「中断証明」との違い

13ヶ月ルールと混同されやすいのが「中断証明制度」です。

中断証明は、海外赴任や車売却など一定条件で等級を長期間保存できる制度です。

一方で、今回のケースは中断証明ではなく、あえて空白期間を作って等級継承権を消滅させる形になります。

そのため、以前の高い等級を残す制度とは真逆の考え方です。

無保険期間を作るリスクもある

等級リセットを目的に無保険期間を設ける人もいますが、当然ながらリスクもあります。

  • 事故時に自己負担になる
  • 一時的に車に乗れない
  • 再契約時に保険料が高くなることもある
  • 保険会社によって引受条件が異なる

また、近年は事故情報の管理精度が高まっているため、「単純に13ヶ月空ければ完全初期化」というほど単純ではないケースもあります。

特に人身事故歴がある場合は、契約時の確認事項に注意が必要です。

今回のケースを時系列で整理すると

今回の条件を整理すると、一般的には以下のようになります。

内容 日付
初回契約 2024年5月1日
事故発生 2024年9月26日
満期日 2025年5月1日
空白期間開始 2025年5月2日
13ヶ月超目安 2026年6月2日頃

制度上は、2026年6月2日以降で新規契約扱いになる可能性が高いという理解になります。

ただし、実際の運用は保険会社ごとの引受ルールも関係するため、最終的には契約予定会社へ確認するのが確実です。

まとめ

自動車保険の13ヶ月ルールでは、前契約満期後に13ヶ月以上保険契約が存在しない場合、等級継承権が消滅し、新規6S等級扱いになるケースがあります。

重要なのは、「事故日」ではなく「満期日または解約日の翌日」から計算される点です。

今回のケースでは、2025年5月1日満期であれば、一般的には2026年6月2日以降で新規契約扱いになる可能性が高いと考えられます。

ただし、事故情報そのものが完全に消えるとは限らず、保険会社の引受審査によって扱いが異なる場合もあるため、契約前に確認することが大切です。

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