「ネットで見る年収中央値より自分のほうが上なのに、周りの友人や親戚はもっと稼いでいる…」と感じて、不安や悔しさを覚える人は少なくありません。
特に20代後半になると、就職先や業界、働き方によって年収差がかなり広がり始めます。
そのため、統計上は“平均以上”でも、身近なコミュニティでは低く感じるケースは実際によくあります。
この記事では、年収中央値が低く見える理由や、「周りのほうが高収入に見える現象」が起きやすい背景についてわかりやすく解説します。
“中央値”と“周りの体感”は一致しないことがある
年収中央値とは、全体を順番に並べた時に真ん中に位置する金額です。
つまり、「一番多い年収」ではありません。
また、実際の生活では、自分と似た環境の人と比較することが多くなります。
たとえば以下のような条件で、年収はかなり変わります。
- 大企業か中小企業か
- 都市部勤務か地方か
- 業界の違い
- 残業量
- 資格職かどうか
そのため、周囲が高収入職種に偏っていると、自分だけ低く感じやすくなります。
友人や親戚は“近い属性”で偏りやすい
人間関係は、学歴・地域・職種などが近い人で集まりやすい傾向があります。
たとえば、理系大学出身者の周囲にはメーカーやIT系高収入層が多いこともあります。
逆に、サービス業や地方勤務中心のコミュニティでは、平均年収がかなり低くなるケースもあります。
つまり、「周りの平均」が、日本全体の中央値とは大きくズレることがあります。
| 比較対象 | 特徴 |
|---|---|
| 全国中央値 | 全職種含む |
| 友人グループ | 属性が近い |
| 同業界 | 給与帯が偏る |
| SNS | 高収入が目立ちやすい |
そのため、「中央値より上なのに周囲では低い」という現象は珍しくありません。
SNSやネットは“高収入側”が目立ちやすい
最近は、SNSで年収公開や資産公開をする人も増えています。
しかし、高収入の人ほど発信しやすく、目立ちやすい傾向があります。
たとえば、以下のような投稿は拡散されやすいです。
- 20代で年収1000万円
- 外資系勤務
- 投資成功
- FIRE達成
一方で、一般的な収入層はあまり発信しないこともあります。
“ネット上は高収入が可視化されやすい環境”とも言われています。
年収だけで“人生の余裕”は決まらないことも多い
実際には、年収が高くても支出が多い人もいます。
逆に、そこまで高収入でなくても、貯金や投資をしっかりできている人もいます。
たとえば、以下の違いはかなり大きいです。
- 実家暮らし
- 家賃補助あり
- 車の有無
- 奨学金返済
- 結婚・子育て状況
そのため、「年収だけ」で生活レベルや幸福度が完全に決まるわけではありません。
特に20代後半は、まだキャリア差が広がり始めた段階という見方をする人もいます。
“給料が低い認定”で落ち込む人も少なくない
家族や周囲から「もっと稼いでいる人がいる」と言われると、悔しく感じる人は少なくありません。
特に、自分なりに頑張って働いている場合、その言葉が強く刺さることがあります。
ただ、年収は業界構造や会社規模の影響も非常に大きく、個人努力だけでは変えにくい面もあります。
そのため、最近では「収入だけでなく、支出管理や資産形成を見る」という考え方をする人も増えています。
また、転職やスキルアップで数年後に大きく変わるケースも珍しくありません。
まとめ
検索で出てくる年収中央値が低く見えるのは、全国全体を対象にしている一方で、実際には自分の周囲が特定属性へ偏っていることがあるためです。
特に20代後半は、業界や会社による年収差が大きくなり始める時期でもあります。
また、SNSや周囲の高収入層だけを見ると、自分が低く感じやすくなることもあります。
年収は大切な指標ですが、それだけで生活の安定や将来性が決まるわけではなく、支出管理や今後のキャリア形成も重要なポイントになります。


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