ゆうちょ銀行で通常貯蓄貯金の通帳が記帳欄いっぱいになった場合、通帳の繰り越し手続きが必要です。ATMでは繰り越しできず、窓口対応のみとなっているため、初めての方には不安があるかもしれません。この記事では、ゆうちょ銀行で通帳を繰り越す際に必要なものや手続きの流れ、注意点について詳しくご紹介します。
通帳繰り越しは窓口でのみ可能
ゆうちょ銀行の通常貯蓄貯金通帳は、ATMでは自動的に新通帳へ切り替えることができません。これは通常貯金（いわゆる総合口座）とは異なる仕様で、基本的には郵便局の窓口でのみ繰り越しが可能となっています。
最寄りのゆうちょ銀行または郵便局に、現在使用中の通帳を持参して来店する必要があります。手続きは数分で完了し、即日新しい通帳が発行されます。
必要な持ち物：印鑑や本人確認書類は？
通帳繰り越しのみで、特に口座内容の変更や住所変更などを伴わない場合は、通帳のみで手続き可能です。印鑑や本人確認書類（運転免許証、マイナンバーカードなど）は基本的には不要とされています。
ただし、通帳が破損している、署名の確認が必要な場合、または通帳と登録情報に相違があるようなケースでは、本人確認書類や印鑑が求められることもあります。不安な方は念のため、印鑑と身分証明書を持参することをおすすめします。
代理人による通帳繰り越しは可能？
どうしても本人が来店できない場合、原則として通帳の繰り越し手続きは本人が行うことが推奨されています。しかし、やむを得ない事情がある場合は代理人でも対応してもらえる可能性があります。
この場合は、通帳、本人の身分証コピー、代理人の本人確認書類、そして委任状が必要になることがあります。事前に最寄りのゆうちょ銀行に確認の連絡を入れておくと安心です。
旧通帳は返却される？
通帳繰り越し後、古い通帳は基本的に返却されます。記帳済みの過去の取引履歴がそのまま残っているため、確定申告や家計簿管理などに利用できます。
希望すれば旧通帳をゆうちょ側で回収してもらうことも可能ですが、大切な記録として保管しておくのが一般的です。
その他の注意点
繁忙期（年末年始や給料日付近）は窓口が混雑する可能性があるため、時間に余裕を持って訪れるのがよいでしょう。
また、特殊な事情（記帳欄が急速に埋まった、長期未使用など）がある場合には、通常の手続きと異なる対応が必要になることもあります。
まとめ：通帳の繰り越しは簡単だが事前準備を忘れずに
ゆうちょ銀行の通常貯蓄貯金通帳の繰り越しは、基本的には通帳だけで手続き可能なシンプルなものですが、本人確認や代理手続きが必要になるケースもあります。念のため印鑑と身分証を持参し、スムーズに新しい通帳を受け取れるよう準備しておくと安心です。これを機に、通帳管理や記帳習慣も見直してみてはいかがでしょうか。
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