実家暮らしの大学生・新社会人がお金を家に入れる相場と考え方とは?

家計、貯金

大学生や新社会人で実家暮らしをしている場合、「家にいくらお金を入れるべきか」というのは非常に気になるテーマです。他人にはなかなか聞きにくい一方で、家族との関係や経済的自立のバランスを取る上で重要な判断になります。今回は、家に入れる金額の相場や考え方をわかりやすく解説します。

実家暮らしの若者が家に入れるお金の平均額とは?

多くの調査によると、大学生や新社会人が実家に入れるお金の相場は、月1万円〜3万円程度が一般的です。これはアルバイト代や初任給の中から支払っているケースが多く、「生活費の一部」「感謝の気持ち」としての意味合いが強いです。

一方、給料の3割〜4割を家に入れているという人も珍しくはありません。特に、交通費・携帯代・保険などを親が負担してくれている場合は、それに対する対価として多めに家に入れているケースもあります。

給料の4割を家に入れるのは多すぎる?

例えば、アルバイトで月収127,000円の人がその4割である50,800円を家に入れているとします。この金額は実家暮らしの相場と比べてやや高めです。

しかし、もし携帯代(月7,000円相当)、大学通学定期(月15,000円〜20,000円)を親が負担しているなら、それだけで2万円前後の支援を受けていることになります。加えて、光熱費や食費などを考慮すれば、約5万円という金額も妥当と考えることもできます。

家にお金を入れるメリットとデメリット

メリット:
・自立意識を育てられる
・親との関係を良好に保てる
・将来の生活設計の練習になる

デメリット:
・貯金や自己投資に回す資金が減る
・金額に対して疑問を持ち続けるとストレスになる

ポイントは、「納得できる金額を話し合いで決めること」です。金額そのものよりも、自分と親の間でどれだけ透明な意思疎通ができているかが大切です。

「上限なし」の負担は見直しが必要かも

家に入れる金額が「上限なし」となっている場合、収入が増えれば増えるほど負担も増えることになります。これは「自立を促す」という目的から外れてしまう恐れも。

たとえば、時給が上がったり、バイトのシフトを増やしたことで月収が15万円に上がっても、その4割=6万円を家に入れるのは負担が大きいでしょう。一定額で固定する、または収入に応じた上限を設けるなど、親としっかり話し合うことが大切です。

実例:他の人はどれくらい家に入れている?

大学4年・実家暮らし・週3バイト・月収12万円:
→ 家に2万円を入れ、携帯代と交通費は自分持ち

新卒1年目・月収20万円・実家暮らし:
→ 家に3万円+自分の食費は別途自己負担

専門学生・アルバイト月収8万円:
→ 家に1万円のみ、残りは学費・資格取得費用に充当

まとめ:大切なのは「金額」より「納得とバランス」

実家に入れるお金の金額に正解はありません。大切なのは、自分の収入と支出のバランス、そして親との話し合いを通じて、双方が納得できる形を作ることです。

もし負担が大きすぎると感じるなら、率直にその気持ちを親に伝えて、現実的な金額やルール(上限を決めるなど)を相談してみましょう。生活費を入れることは大切ですが、それによって将来の自立や貯金が妨げられては本末転倒です。

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