ネットバンクは実店舗を持たない分、手数料が安くサービスも多様化しています。特に「振込手数料無料」は貯金用口座を検討する上での大きな判断材料となります。今回は、手数料が安く、安心して使えるネットバンクを目的別に紹介し、それぞれのメリット・デメリットも詳しく解説していきます。
1. 楽天銀行:ポイントを貯めながら使える
楽天銀行は、楽天経済圏との連携が強み。ハッピープログラムにより、楽天ポイントを貯めながら銀行を利用できます。
振込手数料も最大月3回まで無料(会員ランクにより変動)。楽天証券と連携すれば普通預金金利も0.1%と高水準に。
- メリット:楽天ポイントが貯まる、高金利、連携サービスが豊富
- デメリット:無料回数にはランク条件がある、アプリの操作に慣れが必要
2. 住信SBIネット銀行:定番の安定感と無料回数が魅力
住信SBIネット銀行はネットバンクの老舗で、預金管理がしやすくランクに応じて月最大20回まで振込・ATM手数料が無料になります。
スマートプログラムでのステージ判定はシンプルで、資産額や取引数に応じてランクアップできます。
- メリット:振込手数料無料が多い、アプリの使いやすさ、SBI証券との連携が強力
- デメリット:無料枠獲得には条件あり、ランク維持のための工夫が必要
3. auじぶん銀行:auユーザーにとっての最適解
au経済圏を活用するなら、auじぶん銀行もおすすめ。au PAYやauカブコム証券との連携で利便性が増し、最大月15回の振込無料などの特典があります。
特にauのスマホ利用者やUQ mobileユーザーには金利優遇やポイント還元が豊富です。
- メリット:スマホ連携がスムーズ、auポイント連携、金利優遇
- デメリット:他の経済圏ユーザーには魅力が薄い
4. PayPay銀行:スマホ完結でスピーディーな送金が可能
PayPay銀行は旧ジャパンネット銀行で、PayPayとの連携が最大の特徴。送金や振込がスマホで完結し、一部の振込は月最大5回まで無料です。
PayPayをよく使う方にとっては送金の連携がとても便利で、PayPay経済圏との相性も抜群です。
- メリット:PayPayと連携、スマホでの操作性、口座開設が早い
- デメリット:他と比べて金利が低い、無料回数が少なめ
5. イオン銀行:日常利用と一緒に貯金も管理
イオン銀行はイオングループでの利用と相性が良く、WAONポイントやATM手数料無料回数が充実しています。
普通預金金利もイオンカードセレクトとの併用で最大0.1%に達します。主にイオン利用者におすすめです。
- メリット:ATM手数料無料、WAON連携、金利優遇
- デメリット:イオンを使わない人にはメリットが薄い
貯金目的なら金利+手数料無料をチェック
ネットバンク選びで重要なのは、「無料の振込回数」と「普通預金金利」です。貯金用途であれば、なるべく出し入れしやすく、金利の高い銀行を選ぶのが得策です。
その上で自分の生活圏に合う「経済圏」(楽天、SBI、au、PayPayなど)を選べば、ポイント還元や他サービスとの連携による恩恵も得られます。
まとめ
ネットバンクはそれぞれに特徴があり、自身のライフスタイルに合った選び方が重要です。楽天ユーザーなら楽天銀行、SBI証券を使うなら住信SBIネット銀行、auやPayPayユーザーならそれぞれ対応する銀行を選ぶとよいでしょう。
振込手数料やATM手数料が無料になる条件を把握し、上手に活用すれば貯金効率もアップします。複数のネットバンクを用途別に使い分けるのも一つの賢い選択肢です。
コメント