都内で一人暮らしを始めたばかりの社会人にとって、生活費の見通しを立てるのは意外と難しいものです。特に親からの援助がなくなり、すべての支出を自分で賄うとなれば、今まで見えてこなかった“固定費以外の出費”にも目を向ける必要があります。本記事では、手取り19万円の収入を前提に、リアルな生活費内訳と見落としがちな支出を整理し、賢く暮らすためのポイントを紹介します。
想定される月間支出の内訳
まずは現在の支出項目を確認してみましょう。
項目 | 金額 |
---|---|
水道光熱費 | 10,000円 |
食費 | 30,000円 |
携帯代 | 4,000円 |
投資信託 | 80,000円 |
衣類(半年分を月割) | 5,000円 |
スーパー銭湯 | 5,000円 |
駐輪場 | 1,500円 |
合計 | 135,500円 |
この時点で約13万5,000円が固定化されており、残りは約5万5,000円。では、ここに加えて「見落としがち」な支出は何があるでしょうか?
見落としがちな出費リスト
- 日用品・消耗品:トイレットペーパー、洗剤、歯ブラシなど月3,000〜5,000円程度
- 交際費:飲み会や同僚とのランチ、カフェ代などで月1〜2万円かかることも
- 医療費:通院・薬代・コンタクトレンズや保険適用外の歯科診療など
- 家電や家具の買い替え:年単位で必要になるが、家電故障時の緊急支出は1〜5万円になることも
- 交通費(通勤外):プライベートでの移動、バス・電車・シェアサイクル等
- サブスク類:Netflix、Amazonプライム、Spotifyなどを複数契約していると月数千円
これらの出費は合計すると月あたり1.5万〜2万円に膨らむことが多く、気づかないうちに予算オーバーになりがちです。
固定支出で気になるポイント:投資信託と衣類費
投資信託に8万円を充てているのは素晴らしいですが、収支がぎりぎりなら一部(例:月3万〜5万円)に抑えて様子を見るのも一つの手です。
また、半年で3万円の衣類費は一般的ですが、着ていない服が多いようなら次シーズンは買い控えて“使う分だけ”を見極めましょう。
毎月赤字にならないための家計管理術
- 支出の見える化:家計簿アプリで収支を可視化。Moneytreeやマネーフォワードがおすすめ
- 変動費の上限設定:交際費や日用品の支出上限を毎月定めて守る
- 繰り返し出費の精査:週1のスーパー銭湯も他のリラックス手段と交互にすれば節約可能
毎月少額でも残せる仕組みを意識することが、将来的な安心に繋がります。
まとめ:無理なく回る一人暮らし家計の目安
手取り19万円で都内一人暮らしを維持するためには、下記ポイントがカギになります。
- 月額支出の目安は15万〜17万円に抑える
- 見落としがちな支出(医療費・交際費・日用品)も織り込む
- 投資や趣味の支出は“毎月残せるか”を基準に見直す
- 無理のないペースで生活防衛資金(緊急時用)を積み立てる
今のライフスタイルを保ちながら、もう一歩「安心して回る家計」を目指して工夫していきましょう。
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