首都圏近郊で年収600万円、公的年金220万円の家庭が持ち家で暮らしていけるかどうか、不安を感じている方は少なくありません。この記事では、公務員家庭での安定した収入と障害年金を活用しながら、家族4人が無理なく生活するための家計設計の考え方や具体的な工夫について詳しくご紹介します。
年収600万円+障害年金の実質世帯収入を把握する
まず、妻の収入600万円に加えて、障害年金が年間220万円あるため、世帯年収は実質約820万円になります。ただし、障害年金は非課税であるため、手取りベースでは意外と安定しています。
これにより月収換算で約68万円程度(手取りで約55〜60万円)となり、持ち家ローンや子育て支出を視野に入れた家計運営が可能です。
持ち家購入時に気をつけたい返済比率の目安
住宅ローンの返済額は「年収の25%以内」が目安。世帯年収が820万円であれば年間返済額は205万円、月々17万円程度が上限とされます。
安心のためには返済額を月12〜14万円以内に抑えることが望ましく、これにより教育費や医療費の備えも可能になります。
子育て世帯が使える支援制度を最大活用
2人の未就学児がいる家庭では、児童手当や幼児教育・保育無償化、障害者世帯への各種減免制度が受けられる可能性があります。
- 児童手当:1人あたり月1万〜1万5,000円
- 保育料の軽減・無償化制度
- 住宅取得時のすまい給付金・住宅ローン控除
自治体によっては障害年金受給者を対象とした優遇措置(住民税減免など)もあるため、積極的に情報収集することが重要です。
生活費の配分とバランスを整える
固定費と変動費の見直しによって、無理のない生活設計が可能です。以下はモデルケースの一例です。
項目 | 月額 |
---|---|
住宅ローン | ¥120,000 |
食費・日用品 | ¥80,000 |
通信・光熱費 | ¥30,000 |
教育費(保育含む) | ¥20,000〜¥30,000 |
医療費・保険 | ¥15,000 |
その他(交通・娯楽・貯金) | ¥50,000 |
このようにすれば、月々の支出を抑えつつも安心した生活を実現できます。
家計に安心を生むための貯蓄戦略
障害年金は安定的ですが、将来的な医療費や教育費への備えは不可欠です。毎月3〜5万円程度の積立を実践すれば、10年で約500万円以上の資産が形成できます。
つみたてNISAやiDeCoなどの制度を使えば、税制優遇を受けながら資産形成が可能です。
まとめ:ライフプランと制度活用で暮らしを守る
年収600万円+障害年金での家族4人の暮らしは、制度と計画を活かすことで十分に可能です。無理のないローン設定、支援制度の活用、安定収入をベースにした支出管理を意識することで、将来的にも安心した暮らしを実現できるでしょう。
不安を感じたら、ファイナンシャルプランナーへの相談もおすすめです。
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