社会人生活も4年目を迎え、「そろそろ貯金額を意識しなきゃ」と思っている方も多いのではないでしょうか。実家暮らしで支出が比較的少ないはずなのに、気づけば貯金は100万円未満。「これって少ない?」「周りと比べてどうなの?」と不安になる気持ちもよくわかります。この記事では、社会人4年目での貯金額の平均と、今後どう対策すべきかを分かりやすく解説します。
社会人4年目の貯金額、平均はどのくらい?
金融広報中央委員会の調査によると、20代後半(25~29歳)の貯金額中央値は約70万円〜100万円前後。特に一人暮らしと実家暮らしでは貯蓄可能額に差があり、実家暮らしの場合、生活費が抑えられる分、貯金しやすい環境です。
つまり、社会人4年目で実家に住んでいても貯金が100万円に届いていない場合、「やや少なめ」という印象は否めないものの、それだけで危機感を持つ必要はありません。大事なのは、今後どうやって貯金を増やすかという視点です。
今のままだと危険?将来に備えるための目標額
将来のライフイベントに備えるには、次のような「貯金の目安」があります。
- 結婚資金:100万~200万円
- 引っ越し・一人暮らし準備:50万~100万円
- 緊急予備資金:手取りの3~6ヶ月分
これらを考慮すると、20代後半のうちに150万円〜200万円ほどの貯金があると安心です。今のペースではやや届かない可能性があるため、今からでも行動すれば十分に挽回できるという前向きな視点を持ちましょう。
なぜ実家暮らしでも貯金が貯まりにくいのか
実家暮らしで貯金が増えない原因には、次のようなケースが考えられます。
- 固定費が意外と高い:スマホ代やサブスク、ローンなど
- 可処分所得が見えづらい:自由に使えるお金が多くなりがち
- 将来へのイメージ不足:「今が楽しければOK」になりやすい
特に社会人3年目以降は、昇給やボーナスが入りやすく、気づかぬうちに支出も増えるタイミング。油断するとお金は残りません。
今からでも間に合う!貯金体質になる5つの習慣
1. 先取り貯金を設定する
給料日当日に1~3万円を別口座へ移す。これだけで貯金の「残し忘れ」を防げます。
2. 固定費を見直す
スマホプラン・サブスク・保険料を確認し、削れる部分は即行動。
3. 支出を「可視化」する
家計簿アプリで週単位の予算管理を。まずは何にいくら使っているか把握することが第一歩です。
4. 年間貯金目標を立てる
たとえば「今年中に+30万円」。目標があるとモチベーションも上がります。
5. ご褒美予算を決める
無理な節約は続きません。外食・ファッション・趣味には「月1万円まで」などの上限を決めるのが◎。
まとめ:貯金額は今より“これから”が大事
社会人4年目で実家暮らし、貯金が100万円未満でも、それが「失敗」ではありません。むしろ、気づいて行動を起こす今がチャンスです。
大切なのは、危機感よりも未来志向。少しずつでも習慣を変えていけば、数年後にはしっかり貯金体質ができているはずです。まずは、できるところから今日スタートしてみましょう。
コメント