海外旅行や出張時に便利なWise(ワイズ)のデビットカード。物理カードを発行せず、バーチャルカードのみで対応しようと考える人も増えています。この記事では、バーチャルカードの使い方、対応店舗、現地通貨への自動両替など、初めての方にもわかりやすく仕組みを解説します。
バーチャルカードでも支払いはできる?
Wiseのバーチャルデビットカードは、通常のリアルカードと同様にオンライン決済に使用可能です。ただし、物理カードがない場合、タッチ決済や店舗での直接使用は制限される点に注意が必要です。
実店舗での「ピッ」とするNFC(非接触型)決済を使うには、バーチャルカードをスマートフォンのApple PayやGoogle Payに登録して、モバイル決済として利用する方法があります。
対応例:Apple PayにWiseのバーチャルカードを登録すれば、iPhoneをかざしてタッチ決済が可能です。ただし、国・地域・端末の設定により登録できない場合もあります。
Wise残高に日本円をチャージすれば海外で使える?
Wiseアカウントに日本円で入金しておけば、その範囲内で海外でも買い物が可能です。支払い時にWiseが自動で現地通貨に両替し、残高から引き落とされます。
例えば、Wiseに30,000円をチャージしていれば、その金額相当のユーロやドルなどで決済が可能になります。
ポイント:Wiseは両替レートが非常に優れており、中間マージンなしのリアルタイムレートを採用しています。両替手数料は明瞭で、一般のクレジットカードよりもお得なことが多いです。
自動で現地通貨に両替される仕組み
支払い時に現地通貨建ての請求が来ると、Wiseは以下の順で残高を確認します。
- 支払通貨と同じ通貨残高がある場合:そのまま引き落とし
- 同一通貨がない場合:最も安い両替手数料で対応できる残高から両替
つまり、現地通貨の残高がなくても問題ありません。日本円残高があれば、Wiseが最適な為替レートでその場で両替して支払ってくれます。
例:スペインで10ユーロの買い物をすると、Wiseが日本円からユーロに即時両替して支払う仕組みです。
モバイル決済の注意点と準備
バーチャルカードしか持っていない場合、スマホのモバイル決済機能に頼ることになります。使用可能にするためには以下の手順を確認しましょう。
- Wiseアプリでバーチャルカードを発行
- Apple PayやGoogle Payにカードを追加(※地域制限に注意)
- スマホの画面ロックと認証設定を済ませる
注意:一部の国では、バーチャルカードのままではApple Payに登録できないことがあります。必要であればリアルカードの発行も検討しておくと安心です。
Wiseのメリットとバーチャルカードの活用シーン
Wiseは多通貨口座機能により、海外利用に非常に適しています。特に以下のようなシーンで活用しやすいです。
- 海外通販サイトでの支払い
- 短期旅行時の両替代替手段
- 実店舗でのタッチ決済(Apple Pay経由)
バーチャルカードの利点:盗難リスクがなく、すぐに発行・停止が可能。紛失の心配も不要で、アプリ内で管理できます。
まとめ:Wiseバーチャルカードは海外でも便利!ただし準備は万全に
Wiseのバーチャルデビットカードは、オンライン・実店舗どちらにも対応できる柔軟な決済手段です。日本円を入金しておけば海外でも自動両替で支払えるため、現金を持ち歩かずに済み、両替所を探す手間も省けます。
ただし、モバイル決済が使えない場合は実店舗で使えない可能性もあるため、Apple PayやGoogle Payへの登録状況を事前に確認し、必要であればリアルカードの発行も視野に入れておくと安心です。
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