がんの罹患率が上昇しはじめる40代は、「そろそろがん保険に入るべきか」と考えるタイミングでもあります。とはいえ、「手厚くすると高くなるし、最低限でどこまで備えられるのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか?本記事では、40代でのがん保険加入における妥当な月額保険料や選び方を、実例とともに解説します。
がん保険の基本構造と必要な保障内容
がん保険の多くは以下の3つの保障が基本です。
- 診断一時金:がんと診断された時点でまとまったお金が出る
- 入院・通院保障:がん治療にかかる日数に応じて支払われる
- 治療保障:抗がん剤・放射線治療・手術などに対する給付
最低限の保障であれば、「診断一時金+通院保障」の組み合わせで月額2,000円前後から可能です。
40代で加入する場合の保険料目安
40歳男性・女性のがん保険料の一例を以下に示します(2024年現在の相場)。
プラン内容 | 月額保険料(男性) | 月額保険料(女性) |
---|---|---|
診断一時金50万円+通院保障 | 約1,800円 | 約2,100円 |
診断一時金100万円+入院・手術保障あり | 約2,800円 | 約3,200円 |
手厚い抗がん剤治療・先進医療特約付き | 約3,800円〜4,500円 | 約4,200円〜5,000円 |
特に女性の場合は、乳がん・子宮がんなどのリスクに応じた設計がされているため、男性よりやや高めになる傾向があります。
加入者の実例紹介と選び方のポイント
●Aさん(42歳・男性・会社員):「子どもが生まれたのをきっかけに加入。月2,200円で診断給付金100万円、通院日額5,000円のプランです」
●Bさん(39歳・女性・パート):「最低限で良いと思い、月1,700円の診断一時金50万円のみのシンプル設計。医療保険と併用しています」
●Cさん(44歳・自営業):「抗がん剤治療の費用を重視し、特約を手厚く追加。月4,800円払っていますが安心感があります」
ライフスタイル・家計・健康リスクを考慮した上で設計することが大切です。
「がん保険に入るべきか?」迷ったときの判断軸
がん保険は「貯金でまかなえない治療費への備え」が主目的です。そのため、以下のような状況なら加入が検討されます。
- がん治療の自己負担が心配(抗がん剤、先進医療等)
- 子どもが小さいなど、家計を支える立場にある
- 働けなくなったときの収入減が大きなリスク
逆に、医療保険や貯蓄が充実しているなら、がん保険の必要性は下がるかもしれません。
まとめ:最低限の備えでも「安心材料」は確保できる
40代でがん保険に加入するなら、月2,000円前後が妥当な目安です。特に診断一時金は、治療開始時の経済的負担を大きくカバーしてくれるため、最低限の保障としておすすめ。
保険は“もしも”に備えるツールですが、無理なく続けられる金額で、自分の生活に合ったプランを選ぶことが最も重要です。
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