赤い払込取扱票(赤い振込用紙)は、公益法人や通信販売などでよく使用されている支払い方法のひとつです。郵便局(ゆうちょ銀行)では、窓口やATMを使ってこの用紙を使った振込が可能ですが、ATMでの利用には制限や手数料があるため、事前に知っておくことが重要です。
赤い振込用紙(払込取扱票)とは?
赤い払込票は、加入者振替口座(記号が「001○○○」などで始まる口座)宛の振込に使われるものです。振込人が現金や通帳から金額を払い込み、受取人のゆうちょ口座へ送金されます。
青い振込用紙(電信振替)と混同されやすいため、使用する際は払込票の色に注意しましょう。
ATMで赤い払込票は使えるのか?
ATMでは、現金での赤い払込票の使用は不可です。ゆうちょのキャッシュカードまたは通帳からの振替のみ対応しています。つまり、口座を持っていて残高があることが前提条件です。
また、振込先が「払込取扱票」の形式でなければ、通常の送金とは扱いが異なるため、振込画面でも専用の操作が必要です。
ATM利用時の振込手数料はいくら?
利用方法 | 手数料 |
---|---|
ATMでゆうちょ口座から振込 | 月4回まで無料(同行宛)※条件付き |
ATMで赤い払込票を使用(口座振替) | 152円(税込) |
窓口で赤い払込票を現金で払込 | 203円(税込) |
たとえば、通信販売などで「赤い振込票」が送られてきた場合、ATMで処理すれば手数料は抑えられますが、窓口で現金払いをすると50円以上高くなることがあります。
手数料を抑えるためのコツ
できる限りATMを使いましょう。とくに以下のようなケースでは節約効果があります。
- 同一口座宛ての送金(月4回まで無料)
- ATM操作に慣れており、待ち時間を減らしたい場合
- 平日・日中に利用可能で窓口に並びたくない人
また、ゆうちょダイレクト(インターネットバンキング)を使うと、さらに手数料を抑えられる場合があります。
実際の振込手順(ATM編)
以下は赤い払込票を使って、ATMでゆうちょ口座から振込する流れの例です。
- ATM画面の「ご送金」→「払込取扱票」または「加入者払込」選択
- キャッシュカードまたは通帳を挿入
- 振込先の記号番号・金額・名前などを入力
- 内容確認のうえ「確認」ボタンを押す
- 明細票とカードを受け取る
なお、振込先名義や金額に誤りがあると受付ができない場合がありますので、必ず事前に払込票を確認しておきましょう。
まとめ:赤い払込票のATM振込は安価で便利、ただし条件付き
郵便局の赤い振込用紙(払込取扱票)を使ってATMで振込する際は、ゆうちょ口座からの操作であれば手数料は152円と比較的安価です。現金払いを選ぶと203円かかるため、できるだけ口座からの支払いを活用しましょう。
ATMやインターネットバンキングを使いこなすことで、時間と手数料を賢く節約できます。取扱方法や手数料の詳細は、ゆうちょ銀行公式サイトで随時最新情報を確認しましょう。
コメント