大学生活の中で、アルバイトや交際費、学業にかかる費用など、何かと出費がかさむもの。そんな中、現在の貯金額について不安に思う学生も少なくありません。特に大学3年生は就活や将来への意識が高まる時期でもあります。今回は「大学3年生で貯金が25万円あるのは多いのか?」を軸に、学生のお金事情や節約のポイントについて解説します。
大学生の平均貯金額とは?
全国大学生協連の「学生生活実態調査(2023年版)」によると、大学生の平均貯金額はおよそ15万円〜20万円とされています。もちろん、生活スタイルや住居形態(実家暮らしか一人暮らしか)によっても大きく異なります。
つまり、25万円という金額は決して少なくなく、むしろ平均以上といえるでしょう。
一時的に貯金が減っても大丈夫な理由
大学生活は長期休みやゼミ、就職活動など出費の波が大きい時期。特に夏休みや春休みには旅行や帰省、交際費が増えがちです。
1月に90万円あった貯金が半年で25万円に減ったとしても、収入源(バイト代)が10万円ほど安定してあるなら、再び立て直すことは十分に可能です。重要なのは「何に使ったのか」「今後どうするか」の意識を持つことです。
大学3年生にとって必要な貯金額の目安
大学3年生の後半からは、就職活動やインターンシップが本格化してきます。就活にかかる平均的な費用は10万円〜20万円程度(交通費・スーツ代・証明写真など)と言われています。
このため、目安として30万円程度の貯金があると安心です。現在の25万円からあと5万円増やせれば、十分な備えと言えるでしょう。
節約のコツとすぐできる対策
日々の節約は、無理なく続けることが大切です。以下に学生でも実践しやすい節約法をまとめました。
- スマホ代を格安SIMに切り替える
- 食費をコンビニからスーパー中心に変更
- サブスクの見直し(使っていないサービスを解約)
- メルカリなどで使っていないものを売却
バイト代のうち毎月1〜2万円を自動で貯金口座に移すようにすれば、貯金体質を自然と作ることができます。
実例:同世代の貯金事情
ある都内私大に通う女子学生(21歳)は、アルバイトで月8万円ほど稼ぎながら、家賃や生活費をまかなっています。彼女の貯金額は現在20万円ほどですが、「卒業旅行や引っ越し資金のため、卒業までに50万円を目指している」とのこと。
別の男子学生(理系・一人暮らし)は、研究とバイトの両立で月の収入が7万円ほど。現在の貯金は10万円で、「まずは就活費用確保が目標」と語っていました。
まとめ:今の貯金額に焦らなくてOK、計画的に積み上げていこう
大学3年生で25万円の貯金があるのは、決して少なくありません。全国平均よりもやや高く、むしろ「よく頑張って貯めた」と言える金額です。大切なのは、これからの支出に備え、毎月の収支を意識して行動していくこと。
月10万円の収入があれば、1〜2万円の貯金を続けるだけで半年で30万円以上になります。焦らず、コツコツと積み上げていきましょう。
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