モバイルICOCAの機種変更時にエラー「032013」が表示されて移行ができないというトラブルは、最近増えている相談の一つです。特にAndroidスマートフォン間での移行でこのエラーが発生するケースが目立ちます。この記事では、その原因と対処法を詳しく解説します。
エラー032013の概要と主な原因
エラーコード「032013」は、モバイルICOCAの再発行操作時に旧端末側で事前の処理が完了していない場合に表示されることが多いエラーです。以下のようなケースが原因として挙げられます。
- 旧端末でICOCAの削除(預かり処理)がされていない
- 旧端末の初期化・電源オフ・故障により処理が途中で中断された
- Googleアカウントの移行前にSuica系サービスの操作を行った
モバイルICOCAでは、旧端末で「サービスを預ける(退会処理)」を行わずに新端末へ移行しようとすると、サーバー側で未処理状態とみなされ、エラーになります。
モバイルICOCA移行の正しい手順
エラーを回避するためには、機種変更前に以下の手順を必ず行ってください。
- 旧端末でモバイルICOCAアプリを起動
- アプリ内「ICOCA情報」→「このICOCAを預ける」へ進む
- Googleアカウントに連携され、サーバーに退避
- その後、新端末で同じGoogleアカウントでログインし、モバイルICOCAを再インストール・再取得
なお、上記の操作はネットワーク接続が必要で、通信環境が不安定な場所では処理に失敗する可能性があります。
旧端末が使えない場合の対処法
旧端末が既に手元になかったり、故障して起動できない場合は以下のように対応しましょう。
- JR西日本モバイルICOCAサポートセンターへ連絡
- 本人確認書類と利用状況に基づいて、再発行手続きを依頼
- サーバー側で旧ICOCAのデータをリセット後、再登録が可能になります
この手続きには時間がかかることもあるため、早めの問い合わせが重要です。
他の類似エラーとの違いにも注意
モバイルICOCAでは、他にも以下のようなエラーが存在します。
- 032014:機種変更後に同一Googleアカウントでない
- 032012:預かり中のICOCAが既に再発行されている
- 031011:通信エラーで再取得に失敗
それぞれのエラーには異なる対処法があるため、エラーコードを正確に確認し、JR西日本の公式FAQやサポートを活用しましょう。
今後のトラブルを防ぐために
モバイルICOCAのような交通系ICアプリは、金融情報に紐づくためセキュリティが厳しく設定されています。以下のような点に注意することで、今後の移行トラブルを防ぐことができます。
- 機種変更前にアプリの「預ける」操作を忘れずに行う
- Googleアカウントの同期状況を事前に確認
- SIMの抜き差しや初期化前にアプリ処理を済ませる
まとめ:エラー032013は「旧端末での処理忘れ」が主な原因
モバイルICOCAのエラー032013は、旧端末で「預ける」処理を忘れたことによる典型的なサーバー処理の不整合が原因です。落ち着いて旧端末での確認、またはサポート窓口への相談を行えば、再取得は可能です。
正しい手順で処理を行えば、ICOCA残高も移行できますので、焦らず対応していきましょう。
コメント