貯金だけではお金が増えない時代。利息がほとんど付かない銀行口座に資金を寝かせておくよりも、リスクを理解した上で資産運用を検討する人が増えています。特に「投資をした方が良い」と周囲から勧められた方に向けて、どこにどうやって投資すれば良いのかを初心者向けにわかりやすく解説します。
まず知っておきたい「投資=ギャンブル」ではない
「投資」と聞くと「損をしそう」「怖い」と感じる方も多いですが、適切な知識と方法で行えば、投資はギャンブルではありません。長期的な視野で運用すれば、銀行預金よりも高いリターンを得られる可能性があります。
特にインフレ(物価上昇)が続く時代では、現金の価値が目減りするリスクがあるため、投資で資産を守るという考え方が大切です。
初心者におすすめの投資先とは?
初心者が最初に検討すべきなのは「つみたてNISA」や「iDeCo」です。これらは国が推奨する制度で、税制優遇が受けられるため、リスクを抑えつつ長期で資産を増やせる仕組みです。
つみたてNISAでは、金融庁が認可した低コストかつ長期運用に適した投資信託を毎月少額(100円〜)で購入できます。楽天証券やSBI証券など、ネット証券が人気です。
三菱UFJ銀行しか口座がない場合の選択肢
三菱UFJ銀行を利用している方なら、三菱UFJ銀行が連携している「auカブコム証券」で証券口座を開設するのがスムーズです。資金移動が簡単に行えるうえ、NISAにも対応しています。
口座開設はオンラインで完結します。本人確認書類があれば、スマホだけで5〜10分程度で手続きが完了します。
いくらから始める?リスクとの向き合い方
初めての投資でいきなり大金を投入する必要はありません。毎月1,000円〜5,000円程度からスタートし、投資に慣れてから徐々に金額を増やす方法がおすすめです。
リスクを抑えるには「分散投資」が基本です。たとえば、国内株式だけでなく海外株式や債券も組み合わせることで、特定の資産が値下がりしても全体の損失を軽減できます。
どんな投資信託を選べばいいの?
初心者には、「全世界株式インデックスファンド」や「S&P500連動型ファンド」などが人気です。これらは世界中の企業に分散投資できるため、リスクを分散しつつ安定した成長を期待できます。
たとえば「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「楽天・全米株式インデックス・ファンド」などは、運用コストが安く、初心者にも評価の高い商品です。
投資を始める前に注意しておきたいこと
・投資に元本保証はありません。
・短期間での利益を期待しすぎない。
・信頼できる金融機関で口座を開設する。
・必ず「公式アプリ」や「公式サイト」から申し込む。
また、投資に関する情報をSNSやYouTubeだけで得ようとするのは危険です。金融庁や証券会社の公式情報をもとに判断しましょう。
まとめ:お金を眠らせず、賢く働かせる第一歩を
銀行に預けたままのお金を投資に回すことで、将来の資産形成につながります。まずは少額から、リスクを抑えた制度(つみたてNISAなど)を活用し、自分のペースで始めてみましょう。
三菱UFJ銀行の口座しかなくても問題ありません。提携証券口座を開設すればスムーズに投資を始められます。無理のない範囲で、お金にも「働いてもらう」習慣を少しずつ取り入れてみてください。
コメント