近年、クレジットカードやプリペイドカードによる交通系タッチ決済の導入が進んでいます。特にMastercardのタッチ決済(コンタクトレス決済)は、駅の改札でも活用され始めています。関西方面への旅行を予定している方の中には、au PAY プリペイドカードが使えるかどうか疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、関西エリアの交通機関におけるタッチ決済事情と、au PAY プリペイドカードの対応状況について解説します。
au PAY プリペイドカードはタッチ決済に対応している?
au PAY プリペイドカード(Mastercardブランド)は、物理カードでタッチ決済に対応しています。カード券面に「コンタクトレスの波マーク」がある場合は、NFC方式によるタッチ決済が利用可能です。
しかし、このタッチ決済が鉄道改札で利用できるかどうかは、利用する鉄道会社の決済インフラによって大きく異なります。
関西圏での対応状況:南海電鉄と大阪メトロ
2025年の大阪万博を見据え、関西圏でもタッチ決済対応改札の導入が進んでいます。南海電鉄と大阪メトロの一部駅では、Mastercard・Visa・JCBなどのタッチ決済が対応済みです。ただし、すべての駅が対応しているわけではなく、主要駅や観光地の駅に限られている点に注意が必要です。
また、プリペイドカードの中には一部制限がある場合があり、必ずしもすべてのMastercardタッチ決済が通るわけではありません。
Apple Payとの連携を避けたい場合の注意点
Apple Payに連携することで、iPhoneでのモバイルタッチ決済も可能になりますが、連携を避けたい方は物理カードのみの利用となります。物理カードのみでは、対応改札でのみ利用可能で、読み取りエラーが発生する可能性もあるため、スムーズに通れるとは限りません。
特に混雑時や観光地では、非対応改札が多く残っているため、代替手段の用意が重要です。
代替案:SuicaやICOCAなどの交通系ICカード
既にお持ちの無記名Suicaは、関西圏でも使えます。南海電鉄・大阪メトロともにSuicaやICOCAなど交通系ICカードの全国相互利用に対応しているため、現金チャージして利用すれば確実かつスムーズに改札を通過できます。
特に短期の旅行であれば、シンプルに交通系ICカードを使う方がストレスが少なく、移動も円滑に行えます。
改札でのトラブルを避けるために
au PAY プリペイドカードでの改札通過は、利用可能な駅が限られるうえ、トラブル発生時に即対応が難しいケースもあります。そのため、旅行前に目的地の駅がタッチ決済に対応しているか、公式サイトで事前に確認することを強くおすすめします。
また、念のため交通系ICカードや少額の現金も携帯しておくと、万が一の際にも安心です。
まとめ:au PAY プリペイドカードのタッチ決済は部分的に可能、確実性を求めるならICカード併用を
au PAY プリペイドカードはMastercardのタッチ決済に対応していますが、南海電鉄や大阪メトロでは一部駅のみが対応しています。全駅で利用可能ではないため、確実な移動手段を確保するためには、Suicaなどの交通系ICカードの利用を併用するのが現実的です。
タッチ決済の利便性を活用しつつ、ICカードとの併用で快適な関西旅行を楽しみましょう。
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