「まとまったお金を安全に預けて増やしたい」と考えたとき、多くの人が選択肢に入れるのが大手銀行の定期預金。中でも三菱UFJ銀行の「スーパー定期」は信頼性が高く、低リスクな資産運用先として人気です。では実際、1000万円をスーパー定期に預けると、利息はどれくらいになるのでしょうか?この記事では利率の計算方法から、税引後の受取額、他の選択肢との比較まで詳しく解説します。
三菱UFJ銀行「スーパー定期」とは
スーパー定期は、三菱UFJ銀行が提供する一般的な定期預金商品で、預入期間は1ヶ月から5年まで選べます。契約時に定めた期間が終了するまで引き出しができない代わりに、普通預金より高い利息が付きます。
2024年時点での主な金利(店頭表示例)は以下の通りです。
期間 | 年利(税引前) |
---|---|
1年 | 年0.002% |
3年 | 年0.002% |
5年 | 年0.002% |
(※金利は変動するため、預入前に必ず公式サイトや店頭で最新情報をご確認ください)
1000万円を預けた場合の利息シミュレーション
仮に、年0.002%で1年間預けた場合の利息は以下のようになります。
計算式:1000万円 × 0.00002 = 200円(税引前)
さらに利息には税金(20.315%)がかかるため、実際の受取利息は約159円となります。元本保証はあるものの、利息は極めて低水準と言えるでしょう。
スーパー定期のメリットとデメリット
メリット:
- 元本保証で安全性が高い
- 大手銀行の信頼性
- 預金保険制度(1金融機関につき1000万円とその利息まで保護)
デメリット:
- 超低金利のため、資産はほとんど増えない
- 中途解約時はペナルティ的に利率が下がる
- インフレに弱い(お金の実質的な価値が目減り)
利息を重視するなら他の選択肢も検討を
「少しでも利回りを増やしたい」という場合、以下のような選択肢もあります。
- ネット銀行の定期預金(例:あおぞら銀行BANK支店など年0.2〜0.3%台)
- 個人向け国債(変動10年):安全性が高く金利も現行0.5%前後
- iDeCoやつみたてNISA:長期投資向け(元本割れリスクあり)
たとえば、同じ1000万円を年0.3%のネット定期に預ければ、年間利息は約2400円(税引後:約1913円)と、スーパー定期の10倍以上の差が生じます。
まとめ:三菱UFJ銀行スーパー定期は「守りの資産運用」
三菱UFJ銀行のスーパー定期に1000万円を預けても、年利0.002%では税引後で年間約159円の利息にとどまります。これは「安全性を最優先」した預け先であり、利息を目的とする運用ではありません。
利回りを求めるなら、ネット銀行や個人向け国債、分散投資など他の選択肢を併用するのが現実的です。目的に応じた資産運用を選ぶことが、長期的にお金を活かすポイントです。
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